音楽を食べて大きくなった
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紺碧の将

音楽を食べて大きくなった

クラシック、ロック、ジャズ、ワールドミュージック……。
「本と音楽を食べて大きくなった」と公言する著者の座食的音楽エッセイ。
文章から漂ってくる「音楽」をご堪能ください。【テキスト/髙久 多樂】

Topics

file.050『BLUE』RCサクセション
1970年代後半、クリエイションというバンドのコンサートに行ったことがある。その頃、クリエイションの人気は下火になっていて、前座の演奏が始まるとき、客席はまばらだった。前座のバンド…
file.049『ヴァイオリン協奏曲第1番』M.ブルッフ
1990年、史上最年少でチャイコフスキー国際コンクールを射止めた19歳の諏訪内晶子が、ネヴィル・マリナーを戴いて凱旋コンサートを行った。プログラムはすべてモーツァルト(交響曲第36…
file.048『ライヴ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード』ジョン・コルトレーン
ジョン・コルトレーンといえば、マイルス・デイヴィスと並び、モダン・ジャズ界の双璧という意見に異論をはさむ人は少ないだろう。第一線で活躍した10年余りで、アルバムにして200枚は下ら…
file.047『フィリッパ・ジョルダーノ』フィリッパ・ジョルダーノ
フィリッパ・ジョルダーノの歌を聴いていると、歌のウマい・ヘタを左右する一番の要因はなんなのかと思う。フィリッパが取り上げる曲は、いわゆるオペラ・アリアなど難曲がほとんど。彼女は声楽…
file.046『レッド・ツェッペリンⅣ』レッド・ツェッペリン
レッド・ツェッペリンの4枚目のアルバム、「レッド・ツェッペリンⅣ」(1971年)は、泣く子も黙るロックの名盤。じつは、本作には正式なタイトルがない。タイトルの代わりに、右下の図柄が…
file.045『交響曲第8番』A.ドヴォルザーク
ドヴォルザーク(私は密かにドボちゃんと呼んでいる)は、ワーグナー派とブラームス派が対立していた時代に音楽を学んでいる。当初、彼はワーグナーに心酔していたが、徐々にワーグナーの影響を…
file.044『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』ビリー・アイリッシュ
初めてビリー・アイリッシュの「バッド・ガイ(BadGuy)」のPVを見たときは驚いた。黄色い紙の壁を足で突き破り、黄色いダブダブのパーカを来たビリーが現れる。フードをかぶり中腰で歩…
file.043『静かなるケニー』ケニー・ドーハム
ジャズ界には独創的で強烈なリーダーシップを発揮するホーン奏者が多い。マイルスしかり、コルトレーンしかり、チャーリー・パーカーしかり。すご腕のサイドメンを従えながら、先頭を脇目も振ら…
file.042『ピアノ協奏曲第3番』S.ラフマニノフ
「どっちのブラームスが好き?」というのと同じくらい、「どっちのラフマニノフが好き?」は答えるに難しい問いである。もちろん、どっちのというのは「どっちのピアノ協奏曲が」という意味だ。…
file.041『欲望』ボブ・ディラン
ボブ・ディランをフォークの神様だと思っている人にとって、ロック調の『欲望』は評価したくない作品かもしれないが、私にとってのディランはこれに尽きる。このアルバムはロックが社会的なパワ…

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