音楽を食べて大きくなった
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紺碧の将

音楽を食べて大きくなった

クラシック、ロック、ジャズ、ワールドミュージック……。
「本と音楽を食べて大きくなった」と公言する著者の座食的音楽エッセイ。
文章から漂ってくる「音楽」をご堪能ください。【テキスト/髙久 多樂】

Topics

file.040『クール・ストラッティン』ソニー・クラーク
なぜか、日本の洋楽界には特有の現象がある。年の暮れになるとベートーヴェンの「第九」が頻繁に演奏されたり、ほとんど無名だったクイーンをいち早く評価したり……。ソニー・クラークの人気も…
file.039『ワーグナー/序曲・前奏曲集』R.ワーグナー
私にとっての〝勝負曲〟といえば、ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」序曲。ここぞという日の朝、この曲をなるべく大きな音量でかけ、全身に行き渡らせる。みるみるエネルギー…
file.038『モンマルトルからのラブレター』Zaz
前回に続いてフランスものを。初めてZaz(ザーズと読む)を聴いたときの印象は忘れがたい。2010年のある日、タワーレコードで目新しいものを渉猟していた。フランスのコーナーで1枚のジ…
file.037『ラムール・ル・ミュー』ナターシャ・サン=ピエール
2回続けてフランスものを取り上げたい。フランスの音楽といえば、ドビュッシーやラヴェル、フランク、フォーレ、プーランクなど近代クラシックの室内楽は別として、あまり馴染みがなかった。シ…
file.036『スタディ・イン・ブラウン』クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット
卓越した技術と豊かな表現力をもち、前途洋々だったクリフォード・ブラウンは、よもやその日、自分がこの世を去るとは思いもしなかっただろう。1956年6月26日、リッチー・パウエル夫妻の…
file.035『合奏協奏曲「四季」』A.ヴィヴァルディ
初めて買ったクラシックのレコードが、カラヤン&ベルリン・フィルによるヴィヴァルディの合奏協奏曲『四季』だった。『四季』といえば、イ・ムジチ合奏団と相場は決まっているが、私はカラヤン…
file.034『明日に架ける橋』サイモン&ガーファンクル
これまでを振り返るに、私を大の音楽好きにしてくれたのは、まぎれもなくサイモン&ガーファンクルである。中学生になって間もなく、ラジカセを買ってもらった。ラジオとカセットテープデッキが…
file.033『エレガント・ジプシー』アル・ディ・メオラ
世に超絶技巧のギタリストは少なくないが、そのなかでもとびきりバカテクを誇るのが、アル・ディ・メオラ。あるギター専門誌の読者投票で、4回も「最も優れたジャズ・ギタリスト」に選ばれてい…
file.032『ベルガマスク組曲』C.ドビュッシー
40代のはじめ頃、どうしたら短い時間で執筆モードに入れるか、あれこれ試したことがあった。ふと、生き物としての条件反射をうまく活用しようと思いたった。ある風景や香りが特定の記憶や心象…
file.031『ジョンの魂』ジョン・レノン&プラスティック・オノ・バンド
ビートルズについて考えると、ひとつの疑問にぶつかる。あの4人が1940年から43年にかけて、イギリスのリバプールで生まれたことに、いったいどのような力が作用していたのか、と。彼らが…

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