音楽を食べて大きくなった
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紺碧の将

音楽を食べて大きくなった

クラシック、ロック、ジャズ、ワールドミュージック……。
「本と音楽を食べて大きくなった」と公言する著者の座食的音楽エッセイ。
文章から漂ってくる「音楽」をご堪能ください。【テキスト/髙久 多樂】

Topics

file.060『交響曲第1番「巨人」』G.マーラー
本コラムでのマーラーは、交響曲第8番「千人の交響曲」(file.018)に次いで2回目の登場。今回は、もっとも演奏回数が多く、親しまれている交響曲第1番「巨人」。この曲は1888年…
file.059『ドント・ノー・ホワイ』ノラ・ジョーンズ
2002年、初めてこのアルバムを聴いたとき、すごいヴォーカリストが現れたものだと思った。弱冠22歳ながら、成熟した大人の女性を醸している。ジャケットの写真はなかなかの美女(のちに、…
file.058『グレート・ロック・クラシックス』ロッド・スチュワート
歳を重ねるごとに色気が増す男がいる。その筆頭がショーン・コネリーだと思っているが、ロッド・スチュワートもその一人だろう。若い頃の彼は、いかにも〝チャラ男〟で、さほど好きではなかった…
file.057『弦楽四重奏曲「アメリカ」』A.ドヴォルザーク
記憶は、五感とセットになって脳裏に刻まれていることが多い。香りや音や風景が、眠っていた記憶を鮮明に甦らせることはよくあることだ。1987年の創業当時、国民金融公庫から借りた200万…
file.056『ヘレン・メリル』ヘレン・メリル
なんて大人っぽいのだろう!初めて聴いたとき、ハスキーで、しかもとろけるようにムーディーな声質に一発で魅了された。ジャケットの写真も大人っぽい。周りにいる女性たちは、みな子供っぽかっ…
file.055『つづれおり』キャロル・キング
世界で何千万枚も売れた、トンデモナイ作品だと知り、レコードを購入したのが20歳の頃。針を落とし、前のめりになって聴き始めたが、あまりにシンプル、あまりに素朴で拍子抜けした覚えがある…
file.054『歌劇「椿姫」』G.ヴェルディ
日本でもっとも多く上演されるオペラは、モーツァルトの『フィガロの結婚』とヴェルディの『椿姫』らしい。わかる気がする。いずれもメロディーが多彩で、飽きさせない。物語は他愛もないが、そ…
file.053『処女航海』ハービー・ハンコック
火照った心を鎮めたいと思ったとき、このアルバムを聴いていた時期があった。冒頭「処女航海(MaidenVoyage)」のハービー・ハンコックのイントロを聴いただけで、別世界へ誘われる…
file.052『アビイ・ロード』ザ・ビートルズ
音楽は緻密な秩序に則っているという点で数学に似ている。また、さまざまな素材を組み合わせて構築していくという点では建築にも似ている。自然界の法則と人間の営為がなんらかの意図のもとに結…
file.051『ゴルトベルク変奏曲』J.S.バッハ
本コラムは25回を1クールとし、それぞれ初回にバッハの作品を取り上げるというのが唯一のルールだ。3クール目は『ゴルトベルク変奏曲』(ゴールドベルク変奏曲とも表記される)で始めたい。…

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