日本人として覚えておきたい ちからのある言葉【格言・名言】
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Introduction

いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。それぞれの時代を懸命に生き、
一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。
“心の栄養”として、活用してください。(テキスト/神谷 真理子)

Maxim Topics

人間は歳をとってようやく、わかかりしころに何が起きていたのかを知る
ゲーテ
 格言でゲーテを取り上げるのは、あまりに王道すぎて躊躇する。が、やはり偉人ゲーテ。なるほどと頷く言葉は多い。  ある盆栽作家が修業時代、京都駅まで車で松下幸之助翁を送るとき、こう訊かれた。「にいちゃん、いくつや」「18歳です」「ええなあ。もう一回、その歳に戻れたら、わしは10年で今の会社の規模にでき
 
寸法で組まずに癖で組め
西岡常一
「最後の宮大工」と言われた西岡常一棟梁の言葉。塩野米松氏の著書『木の教え』より抜粋した。西岡棟梁の残した言葉は数多くあるが、木を知り尽くし、人を知り尽くした人の言葉はずしりと重い。  木には癖がある。 その癖を見抜くには、伐りだしてからしばらく寝かせなければならないという。  時間が経つと、木は本性
 
自己の実感をいつわることは、向上の放棄にほかならない
渡部昇一
 以前にも何度か紹介したことがある、渡部昇一氏の言葉をふたたび。これは昭和51年、氏がまだ46歳の時に刊行された『知的生活の方法』からの抜粋である。ベストセラーとなったこの著書は、氏が大学時代に通読し、後に翻訳にも関わったP・G・ハマトンの『知的生活』に影響を受けているところもあるようだが、それにし
 
あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。それをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである
ガンジー
 ガンジーが遺した多くの言葉の中の一言。どうやら口頭伝承らしい。断食や「塩の行進」など、ガンジーの行動を考えると、なるほどそうかと納得させられる言葉である。世の偉人賢人たちの偉業を鑑みても腑に落ちる言葉だ。彼らは世界を変えたのではなく、世界によって変えられなかった人たちなのだろう。  人から見れば、
 
型を真似るだけだけなら誰でもできます。型に心血を注いで初めて形になるんです
千玄室
 茶の湯の大家、千玄室大宗匠の至言である。『Japanist』創刊号で、コーディネーターを務める中田宏氏との対談での一コマ。大宗匠は茶の精神や利休の唱えた「和敬清寂」について語られた。出てくる言葉はどれも至言だらけ。その中の一言である。  型に入りて型を出る。 道と名のつくものの本道である。  茶道
 
目の見える人間は、見えるという幸福を知らずにいる
『田園交響楽』より
『狭き門』や『背徳者』で知られるアンドレ・ジッドの『田園交響楽』より抜粋。盲目の少女を引き取った牧師が彼女にベートーヴェンの田園交響曲を初めて聴かせたとき、少女から「あなたがたの見ている世界は、『小川のほとりの景色』(第二楽章)のように本当に美しいのですか」と尋ねられたあとに牧師が答えた言葉である。
 
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