死ぬまでに読むべき300冊の本
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紺碧の将

死ぬまでに読むべき300冊の本

どんなに時代が変わろうとも、本が人類の知的財産であることに変わりはありません。
少年の時分より、本を師と仰ぐ髙久 多樂がさまざまなジャンルから独断と偏見で選んだ300冊の本。
本選びの際の参考書として、活用してください。【テキスト/髙久 多樂】

Topics

file.084『美しい日本の私―その序説』川端康成 講談社現代新書
1968(昭和43)年、日本人初のノーベル文学賞を授与された川端康成の授賞記念講演は、そのまま日本文化論としても通用する格調高いものだった。講演の全文をまとめた本書には、エドワード…
file.083『鬼と人と』堺屋太一 PHP研究所
織田信長をテーマにした本や、なぜ明智光秀が信長を討ったかをテーマにした本をたくさん読んできたが、意外や意外、堺屋太一著の本書はそのジャンルの白眉といえる。なぜ「意外や意外」かといえ…
file.082『果てしなく美しい日本』ドナルド・キーン 講談社学術文庫
日本に憧れた外国人が、曇りなき眼(まなこ)で日本を見つめると、どう映るのか。本書は、日本文学と日本文化研究者としてわが国に多大な貢献をしてくれたドナルド・キーンが若かりし頃に著した…
file.081『老人と海』アーネスト・ヘミングウェイ 高見浩訳 新潮文庫
この作品を何度読んだかわからない。簡潔な文体の正体に少しでも近づきたくて、慣れないながら英和辞典片手に読み通したこともある。物語はなんてことない。「早い話、老いた漁師がでっかいカジ…
file.080『ノモンハンの夏』半藤一利 文春文庫
読み進めるのがつらくなる本だ。『失敗の本質』(中公文庫)もそうだが、先の大戦の敗因を分析した書物は、いかに日本人の軍部が無能かをこれでもかと思い知らされるようで、気が滅入る。日本人…
file.079『ねじまき鳥クロニクル』村上春樹 新潮社
村上春樹の最高傑作は『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』と信じて疑わないが、『ねじまき鳥クロニクル』もそれに準ずるくらい完成度が高い。〝得体のしれない〟小説だ。とにかく、…
file.078『葉っぱのフレディ』レオ・バスカーリア みらいなな訳 童話屋
アメリカの哲学者レオ・バスカーリアが生涯にただ一冊書き残した絵本である。葉っぱを擬人化し、生まれてから死ぬまでの物語を温もりのある、わかりやすいタッチで表現している。作者の死生観は…
file.077『木の教え』塩野米松 草思社
ヨーロッパは石の文化、日本は木の文化だと言われる。風土と精神性に最も適していたのが、その素材だったのだ。なるほど、日本人は木をうまく使ってきたし、愛着を寄せてきた。新国立競技場の設…
file.076『カラマーゾフの兄弟』ヒョードル・ドストエフスキー 原卓也訳 新潮文庫
19世紀中期、農奴解放後のロシアの社会混乱を背景に、底なし沼のような人間の多面性を描き、世界文学史の頂点のひとつとして揺るぎない評価を確立している。この頂に初めて登ったのは22歳の…
file.075『私は虫である』熊田千佳慕 求龍堂
98歳の生涯を閉じるまで昆虫や植物を描き続けた〝プチ・ファーブル〟こと熊田千佳慕の言葉を集めた本。世に名言集はあまたあれど、これほど独自の生き方に裏打ちされた言葉を集めた本はめずら…

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