音楽を食べて大きくなった
HOME > Chinoma > 音楽を食べて大きくなった

ADVERTISING

紺碧の将

音楽を食べて大きくなった

クラシック、ロック、ジャズ、ワールドミュージック……。
「本と音楽を食べて大きくなった」と公言する著者の座食的音楽エッセイ。
文章から漂ってくる「音楽」をご堪能ください。【テキスト/髙久 多樂】

Topics

file.070『レクイエム』G.フォーレ
レクイエムは死者の魂を慰めるためにつくられた。私はあまり宗教になじみがないが、レクイエムを聴いていると、得も言われぬ心地がする。すぐれたレクイエムは、死者のみならず生きている人々の…
file.069『モンクス・ドリーム』セロニアス・モンク
次の行動を予測できる人とできない人がいる。幼い男の子は後者の典型。どんな動きをするのか予測できないから、近くを歩くときは気をつけるようにしている。いきなりぶつかってくることもある。…
file.068『ロック・オブ・ザ・ウエスティーズ』エルトン・ジョン
エルトン・ジョンはベスト盤で聴くのがよい。いろいろなアルバムを聴いたが、それが結論だ。ひとつひとつの曲、特にバーニー・トーピンと共作していた頃の作品は、みずみずしく生気に満ちている…
file.067『ヴァイオリン・ソナタ第24〜43番』W.A.モーツァルト
モーツァルトにはオペラやピアノ協奏曲など、魅力的な作品が目白押しのジャンルがあるが、私にとってヴァイオリン・ソナタもそのひとつ。モーツァルトに惹き込まれたきっかけはこのジャンルだっ…
file.066『ラ・ルーナ』サラ・ブライトマン
4オクターブもの声域(最高音はF6=hihiF)を持ち、空を飛んだり際どい衣装などで視覚的にも楽しませてくれるサラ・ブライトマンは、ひとつの様式をつくりあげた。「クラシカル・クロス…
file.065『So』ピーター・ガブリエル
1986年に発表されたこのアルバムを聴くと、給与生活をやめ、自分の旗を揚げる直前のザワザワした心持ちが蘇ってくる。ピーター・ガブリエルは〝ヘンな〟人である。プログレッシブ・ロック・…
file.064『スタンダーズVol.1』キース・ジャレット・トリオ
キース・ジャレットは、知名度が高い割に、その評価は分かれるようだ。かなりのジャズ・ファンだと思える村上春樹は、キース・ジャレットとラーメンは好きじゃないと書いている。おそらく、ジャ…
file.063『亡き王女のためのパヴァーヌ』M.ラヴェル
たまには短いクラシックの曲について書いてみよう。と思って選んだのは、ラヴェルが1899年に作曲したピアノ曲、『亡き王女のためのパヴァーヌ』。長さは7分ていどだ。ラヴェルはその11年…
file.062『ロマンツァ』アンドレア・ボチェッリ
イタリア人のテノール歌手、アンドレア・ボチェッリの経歴がユニークだ。6歳でピアノを始めたというのはよくある話。人生が大きく変わったのは、12歳のとき。サッカーをしているとき、ボール…
file.061『461オーシャン・ブールヴァード』エリック・クラプトン
クラプトンは、かなり好きだ……と思う。たぶん。いちおう、ヤードバーズ、ブルース・ブレイカーズ、クリーム、ブラインド・フェイス、デレク&ドミノスからソロに至るまで、すべてのアルバムを…

ADVERTISING

Recommend Contents
このページのトップへ