自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。
日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。【テキスト/髙久 多樂】
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2018.04.15
かねてから西原金蔵さんは、65歳の誕生日をもって店を閉じると公言していた。とは言っても、これだけの繁盛店。それを閉めるのは、早い速度で走っている車や電車を止めるようなもので、たいへ…
2018.04.07
東京都内を歩いていると、妙なものに出くわす。目黒の自転車文化センターもそのひとつだ。歩道に面したショールームにある、古い自転車に惹かれた。入って、間近で見ると、自転車の原型そのもの…
2018.04.03
かれこれ5年くらい前から、「〜ので」がはびこっているのを指摘してきた。とにかく、誰もが口を開けば「ので」。スポーツ選手や解説者、芸能人で「ので」を使わない人は珍しい。言葉は生き物だ…
2018.03.30
ニューヨーク在住の友人が久しぶりに帰国し、いっしょに酒を飲んだ。数ヶ月前、彼は酒を飲んでいる時、昏倒し、救急車で運ばれたという。倒れた拍子に頭を打ったため、MRI検査を受けたが、異…
2018.03.22
春が来た。英語ではSpringhascome.春という実体のないものでありながら、いみじくも「来る」と表現しているところが面白い。命が芽吹く季節。温かくなったかと思うと、冷たい風が…
2018.03.18
美術展などの展覧会に行って、記念に図録を買うものの、それを読むことはなかった。学者の書いた文章はまったく面白くないし、だいたいが、学術的な記録や分析で終わっている場合が多いからだ。…
2018.03.14
こんな素敵な人がいたのか!最近まで、まったく知らなかった。原信太郎(はら・のぶたろう)が作った鉄道模型を展示している「原鉄道模型博物館」に行って、度肝を抜かれた。同館は横浜駅にほど…
2018.03.10
〝あの日〟から7年が過ぎようとしている。あの日、私は午前中に宇都宮でアポがあったため、朝移動した。午後、そのまま宇都宮の自宅で原稿を書いていた。当時はまだ愛犬パンナが健在だったこと…