音楽を食べて大きくなった
HOME > Chinoma > 音楽を食べて大きくなった

ADVERTISING

紺碧の将

音楽を食べて大きくなった

クラシック、ロック、ジャズ、ワールドミュージック……。
「本と音楽を食べて大きくなった」と公言する著者の座食的音楽エッセイ。
文章から漂ってくる「音楽」をご堪能ください。【テキスト/髙久 多樂】

Topics

file.010『スティッキー・フィンガーズ』ローリング・ストーンズ
私はかなりのストーンズ・ファンだと思っている。彼らのアルバムは、デビュー盤からすべて持っているし、何度もコンサートに足を運んだ。しかし、ストーンズに長いキャリアは要らなかったという…
file.009『歌劇「魔笛」 』W.A.モーツァルト
アインシュタインは「死ぬことはモーツァルトを聴けなくなるということだ」と言ったくらいだから、かなりのモーツァルティアンだったのだろう。ほかにもモーツァルト好きはたくさんいる。かく言…
file.008『L.A.ウーマン』ドアーズ
ジム・モリソンは時間を超越している。世の中をも超越している。彼がつくった音楽は、時代が変わっても色褪せない。時代を相手にしていなかったのだから、当然といえば当然。1970年代はじめ…
file.007『奇妙な果実』ビリー・ホリデイ
1999年、『タイム』誌は「20世紀最高の歌」としてビリー・ホリデイの「奇妙な果実」を選んだ。ニューヨークの公立学校の教員ルイス・アレンが作ったこの曲を、どういうスタンスで聴けばい…
file.006『交響曲第5番「運命」』L.V.ベートーヴェン
いくらなんでもひどいよ、とずっと憤慨している。ベートーヴェンの交響曲第5番、通称「運命」の冒頭、ダダダダーンのメロディが、さまざまな場面で効果音的に用いられ、陳腐化していることに。…
file.005『ジョコ』ユッスー・ンドゥール
ユッスー・ンドゥールは、1959年、セネガルに生まれた。悪名高き南アフリカのアパルトヘイト政策のことを知ったのは、20代の前半だった。過酷な人種差別によって黒人が虐げられているとい…
file.004『歌曲「詩人の恋」』R.シューマン
辻邦生は、北杜夫との対談週『若き日と文学と』で、文学についてこう書いている。――文学というものは、もともと生気が枯渇してゆく生活のなかに精神の養分を注ぎ込んで、生命本来のいきいきし…
file.003『カインド・オブ・ブルー』マイルス・デイヴィス
日本で3番目の高さを誇る北アルプス最高峰・奥穂高岳に登頂したときだった。どこからともなくマイルス・デイヴィスの『カインド・オブ・ブルー』のなかの「オール・ブルース」が聞こえてきたの…
file.002『The Beatles(通称:ホワイト・アルバム)』ザ・ビートルズ
タイトルが潔い。『TheBeatles』、以上!バンド名だけで作品名をなしにしたのか、あるいはバンド名がそのまま作品名を兼ねているのか、その真意はわからないが、自信に裏打ちされた命…
file.001『平均律クラヴィーア曲集』J.S.バッハ
移動中はいつもウォークマンをシャッフルで聴いている。収録されているのは全部で約1600曲。ジャンルはごちゃまぜ。次にどんな曲が聞こえてくるのかわからないから面白い。大半が、最初の音…

ADVERTISING

Recommend Contents
このページのトップへ