多樂スパイス
HOME > Chinoma > ブログ【多樂スパイス】 > 今年の夏は寒かった

ADVERTISING

紺碧の将

今年の夏は寒かった

2023.09.20

 タイトルを見て、「間違っているよ」と思う人がほとんどだろう。

 しかし、私はほんとうにそう思っている。正確には、「外はめっぽう暑かったが、建物のなかなど人工的な空間はめっぽう寒かった」と。

 とにかく、どこへ行ってもキンキンに冷えている。まるで冷蔵庫のように。生来、暑さに強い私だが、冷房には弱く、特に今年は外気との差が大きく、夏風邪をひいてしまった。風邪などほとんどひかないのに、夏風邪は昨年につづき2年連続である。

 38度台の熱が1週間以上つづき、39度超えも3日くらいあった。その渦中に友人と飲みにも出かけたが、まるで宇宙遊泳をしながらカウンター席で酒を飲んでいる感じだった。今思えば、人にうつしてしまうかもしれず、無謀なことをしてしまったと思う。反省反省。

 医師として私がもっとも信頼していた小児科医の真弓定夫氏は、「いちばん怖いのは、赤ちゃんが生まれた瞬間から人工的な空気を吸っていることです」と言っていた。

 たしかに冷房の空気はサラサラで快適だが、乳児がそれに慣れてしまうと、自然な体温調整ができなくなるという。

「これだけ暑いのだからまったくクーラーを使ってはダメとは言わないが、せめて外気との差を5度程度に抑えないと」とも言っていた。

 今年の暑さを考えれば、5度差でもかなり暑くなってしまうから、室温は30度以下というあたりが妥当なのかも。わが家は28〜30度くらいだが、これくらいがじつに快適。

 燃料費は高騰しているのに、ブルブル震えてしまうほどキンキンに冷やす。人間様は相変わらずやっていることがチグハグだよな、と思うのは私だけ……かな。

(220920 第1192回)

 

髙久の最新の電子書籍

『禅ねこうーにゃんのちょっとした助言』

『焚き火と夕焼け エアロコンセプト 菅野敬一、かく語りき』

『魂の伝承 アラン・シャペルの弟子たち』

『葉っぱは見えるが根っこは見えない』

『偉大な日本人列伝』

『本物の真髄』

 

本サイトの髙久の連載記事

◆音楽を食べて大きくなった

◆海の向こうのイケてる言葉

◆死ぬまでに読むべき300冊の本

 

ADVERTISING

Recommend

記事一覧へ
Recommend Contents
このページのトップへ