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紺碧の将

西吾妻山登山記

2023.08.13

 福島県と山形県にまたがる西吾妻山へ登った。

 標高2,035メートルとはいえ、天元台高原駅からロープウェイとリフトを乗り継ぎ、そこから往復4時間ばかりの行程である。こういう楽をすると、この後、きつい登山ができなくなる。ま、いいか。これに命を賭けているわけでもないし、そろそろ体力を考えればこういう登山もありだろう。とまずは自己弁護を。

 外界はうだるような暑さだったが、山の中腹から霧がたれこめ、風が吹いてきて細かい粒の雨が降ってきた。気温は急に下がり、雨具を着ても寒いほど。

 周囲の景色はけぶっていてよく見えない。しかし、妙な快感があった。山に包まれて歩いているような感覚になったのだ。

 日差しがない分、体力の消耗は抑えられたが、石が濡れて滑りやすい。転んで打ちどころが悪く……となる人は少なくない。よほど気をつけて歩かねば、と思いながら慎重に進んだが、それでも何度も転倒しそうになった。

 天候が悪く、絶景は見られなかったが、満足度の高い登山だった。

 下山したあと、米沢へ。いや〜、カンカン照りで暑いのなんのって。

 

霧の中へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さまざまな緑のグラデーション

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石が濡れて滑りやすい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西吾妻山神社。神々しい佇まい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頂上付近の風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰り道のリフト。計3本を乗り継ぎ、所要時間は片道40分。まさに空中散歩。眼下には色とりどりの花が咲き、そこに花の名前が書かれた表札がある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(220813 第1188回)

 

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