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紺碧の将

地に堕ちたFIFA

2026.07.07

 いよいよ、ここまで腐った組織になってしまったか!

 サッカーのワールドカップ北中米3ヵ国大会におけるFIFA(国際サッカー連盟)のふるまいを見るにつけ、スポーツの根幹をまったく無視した卑劣さに呆れるばかりである。

 FIFAは、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦でレッドカードを受けたアメリカ人選手バログンが次の試合にも出場できると判断を下した。通常、レッドカードを受けた選手は、次の試合に出場できない。しかし、ルールを捻じ曲げて、出場停止処分の執行を1年間猶予すると発表した。それによってベルギー戦への出場が可能となった。

 もちろん、〝ウラ〟がある。トランプ大統領がFIFAのインファンティノ会長に出場停止処分の見直しを要請したのだ。インファンティノは昨年、新設した「FIFA平和賞」をトランプに授与したような人物だ。悪と悪が手を結び、伝統あるワールドカップの歴史を汚してしまった。トランプは、「正しい判断を下し、大きな不正を是正したFIFAに感謝する」とSNSに投稿したというが、ルールを捻じ曲げることが「正しい判断」で「不正を是正した」と言えるのだろうか。仮にベルギーが同じことをやったら、戦争を仕掛けるかもしれない。

 トランプはこれまでもさんざん国際法を蔑ろにし、イランでは罪のない多くの子供たちの命まで奪った。狂っているとしか言いようがない。金儲けと自己顕示以外に興味はなく、まさに晩年の秀吉のようである。

 今回のワールドカップ、出場国は48まで膨れ上がった。前後半にそれぞれ給水タイムまで設けている。選手のコンディションを考慮しての判断ではない。すべてが金儲けの方便だ。昔からのサッカーファンとして、今大会ほど恥知らずな大会は見たことがない。もちろん、選手たちにはなんら責任はない。

 ベルギーには是が非でもアメリカを破ってほしい。

 日本の周辺には中国、ロシア、北朝鮮など話し合いや国際ルールが通用しない国ばかりだ。唯一の同盟国アメリカがこんなひどいありさまだ。

 トランプは急進左派を共産主義者と呼び、批判するが、トランプこそ共産主義のリーダーのようだ。信じられないことに、日本にもトランプを支持する人が25%もいるという。4人にひとりがトランプを支持しているのだ。

 狂気の沙汰としか思えない。

(260707 第1327回)

 

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