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紺碧の将

2019年の記事

2019.10.04
夏の終りのむんむんする暑さと、急に降りだす雨が交互にやってきた翌日は、庭の草たちが一気に伸びる。「どうしてあなたたちはこんなに元気なの」私の気分はブルーである。手に負えないから息子…
2019.10.03
台風15号は、日本列島に深い爪痕を残した。〝台風慣れ〟していない関東地方の、特に千葉における被害は甚大で、今なお復旧の目処がたっていない地域がある。台風がやってくる直前、私の杞憂は…
2019.10.02
中国の古典「四書五経」のひとつ、「大学」の中でも比較的有名な言葉。殷の湯王が毎日使う洗面盥に刻んだ句だという。明治維新の「維新」は「維(こ)れ新たに」という意味で、この句が元になっ…
2019.09.29
「目には青葉山ほととぎす初鰹」の句で知られる江戸中期の俳人、山口素堂の句である。学問に長け、俳諧や茶、能、歌などの芸能にも優れた素堂は芭蕉とも親交が深く、その人格も高邁であったとい…
2019.09.29
いつものように友人とニューロン的会話を楽しんでいた。ニューロン的会話とは、ニューロン(神経細胞)のようにある話題から別の話題へ縦横無尽につながっていく会話を言い、私が勝手につけた名…
2019.09.26
爽やかなタイトルと裏腹に、バタイユの文章は独特の匂いを放っている。胃酸とアルコールが入り混じった臭い、屍が腐っていくときの臭い、堕落した生活の爛れた臭い、汚穢と泥の臭い、そして熟れ…
2019.09.25
江戸中期の風変わりな俳人、滝野瓢水の句である。俳諧にのめり込み、放蕩の末、受け継いだ稼業を没落させた瓢水。晩年、仏門に入り俳句三昧に暮らしていたところに彼を慕って訪れた禅僧にしたた…
2019.09.25
裏磐梯五色沼ビジターセンター入り口に個性的な美術館がある。諸橋近代美術館。ダリのコレクションで知られている。「ダリってだり?」とヘンなオヤジギャグは言わないでね(え?言っているのは…
2019.09.25
天文学をきっかけに光学機器・コンピューター・車など幅広い趣味をもつ奈良部さん。いっときは教員となるも退職、コンピュータの知識を活かしその道に進み、やがて有限会社リンクスを起業しまし…
2019.09.22
脳科学者の茂木健一郎の言葉だ。以前、NHKの番組「100分de名著」で『赤毛のアン』の解説者として茂木氏が出演していたときのテキストの中にこの言葉があった。子供の頃から『赤毛のアン…

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