第13回タカタラ賞、発表!
世界絵画大賞展というものを初めて知った。文具販売の世界堂が主宰している。審査員は山口晃氏や諏訪敦氏、美術評論家の山下裕二氏らユニークな顔ぶれ。とりあえずどんな作品が入賞したのか、東京都美術館へ足を運んだ(撮影点数は12点)。
やはり歴史が浅いだけに、ポップな(または、軽い)作品が多いという印象だった。美術の王道を行くような人は他の公募展に応募するだろう。
とはいえ、新しいウェーブも必要。こういった既成の権威とは無縁の公募展から大器が生まれる可能性はある。
和崎正美「煩悶」。この作品は美術評論家・山下裕二氏の賞を与えられた。かなりリアルに描かれているが、なぜか作為的な匂いがしない。数式も風景の一部に見える

かわしまともこ「君はだあれ?」。この作品が大賞に選ばれた。真ん中ズドンの一点透視法が豪快。直線があるからこそ、中央に立つ一人と一匹の対比がユニーク

南藤陸「空の青さを描きたくて」。空と人物が溶け合っている。実際、青空の下で寝転がっていると、こういう気持ちになる

吉田論史「reminiscence」。どこにでもある平凡な風景に着目したところがユニーク。少し見方を変えれば、世界はいたるところ、新鮮である

望月たか「ミックの奇跡」。よくありがちな着想だが、ピンク色の水面と空が独特。じっと見つめていると、中央に浮かぶ白い物体が異界への扉に見えてくる

中森順一「館」。この作品もイマジネーションが壮大。じっと見つめていると人の内臓に見えてくる

中野幸江「蛸騒動」。巨大なタコを狩る人間はわかるとして、問題はキューピーちゃんの巨体。一人の男が団子か何かを捧げている。オモシロイ!

(260712 第1328回)
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