海の向こうのイケてる言葉
HOME > Chinoma > 海の向こうのイケてる言葉 > A river runs through it.

ADVERTISING

ココロバエ
ココロバエ

A river runs through it.

ノーマン・マクリーン

 ノーマン・マクリーンの同名の小説のタイトルから(邦題は「マクリーンの川」)。このタイトルのまま映画にもなっている。 

 牧師の父親とふたりの息子の、フライ・フィッシングをからめた物語。父親はフライ・フィッシングを宗教の一部として、ふたりの息子は遊びの対象として夢中になる。

 とりわけ、弟のポールの腕は並外れている。彼の放つフライ(疑似餌)は自然界に棲む虫のごとく水面すれすれのところを飛び、魚を幻惑する。しかし、自堕落な生活が災いして、命を落とすことになる。

 作品は、兄と父が弟ポールを回想するというシンプルな構成である。

 

 ――そして最後には、すべての存在が溶解、融合して、たった一つの究極の存在となり、一筋の川がそのたった一つの存在を貫いて流れているのを意識する。

 

 終わり近くの一文からタイトルがつけられている。

〝it〟(一つの存在)とはなにか? あまりにも深遠で、想像は果てしなく広がっていく。いずれ、本サイト内の「死ぬまでに読むべき300冊の本」で詳しく紹介しようと思っている。

(第17回 200805)

 

本サイトの髙久の連載記事

◆多樂スパイス

◆うーにゃん先生の心のマッサージ

◆死ぬまでに読むべき300冊の本

◆偉大な日本人列伝

 

髙久の著作

●『葉っぱは見えるが根っこは見えない』

 

お薦めの記事

●美しい日本のことば

今回は、「草いきれ」を紹介。夏草の生い茂る炎天下では、熱気ととともにむせ返るほど草が香ります。これが草いきれ〜。続きは……。

https://www.umashi-bito.or.jp/column/

ADVERTISING

田口佳史講座ライブ配信
田口佳史講座ライブ配信

Profile

髙久多美男

髙久多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

多樂塾

Topics

記事一覧へ
Recommend Contents
このページのトップへ