自分が好きなことを見つけて無我夢中で取り組み、ひとつずつ目標をクリアする。そうやって愉しみながら、自分という人間をぶ厚くしていく……。今がベストで、未来には未知の楽しみがある。これが、多樂の本質である、と『多樂スパイラル』のまえがきで書いたが、その原理原則は今も変わっていない。
日々の生活のなかで、森羅万象に潜む多樂をいかに味わうか。心に映りゆくよしなごとを書き留めておこう。それが読者の方々にとって、なんらかのスパイスになればとの願いもこめて…。【テキスト/髙久 多樂】
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2022.10.24
其のまゝよ月もたのまじ伊吹山芭蕉が『奥の細道』の最終地・大垣へ行く手前で詠んだ句。伊吹山とは関ヶ原の北部に位置し、日本百名山にも数えられる。句意は、「山といえば月とセットというのが…
2022.09.19
ふたたび出羽三山について。鳥海山に登った際、足を伸ばした。出羽三山とは羽黒山、湯殿山、月山をいう。いずれも山全体が神域で、古くから信仰を集めてきた。芭蕉の『奥の細道』でも、ここはハ…
2022.09.12
最近、身の回りのあらゆることが輝いている。と書くと、いかにも宗教的だが、けっしてそういうものではない。輝いて「見える」のではなく、輝いているように「思える」のだ。自然の風景はもちろ…
2022.09.05
成田空港に近い、とある所に写真のような巨大な建物がいくつも建っている。はじめは物流倉庫かと思ったが、どうも雰囲気がちがう。近くに高速道路のインターはないし、そもそもこの建物、ほとん…
2022.08.29
名古屋駅から歩いて約15分、「ノリタケの森」という素晴らしい文化の森がある。その名のとおり、株式会社ノリタケカンパニーリミテドが運営する施設である。約34,000平方メートルの敷地…
2022.08.22
鳥海山に登る前、鶴岡市に宿をとった。鶴岡は好きな街である。人口はたかだか12万人。しかし、魅力満載の街でもある。月山、羽黒山、湯殿山の出羽三山を背にしている。流れてくる山の霊気は半…