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紺碧の将

安達太良山には満天の空があった

2021.08.09

 毎夏恒例の登山、今年は昨年に続いて〝小ぶりの〟山に登った。福島県の安達太良山。3回目のトライである。

 今回も私の〝晴れ男〟ぶりを発揮することになった。1週間前の天気予報では雨模様だったが、当日はパーフェクトに近い晴れ。前日と翌日の天気が良くなかっただけに、「どうしてその日だけ?」と訝るほどの変わりようだった。山に登る日、台風が直撃するはずなのに、直前に台風の進路が逸れたこともあった。もちろん、たまたま偶然が重なっているに過ぎないのだろうが、こうまでたびたび続くと、天気予報より自分の運を信じてしまう。

 ともあれ、好天に恵まれ、山のエネルギーを満喫した。

 意外だったのは、存外登山客が多かったこと。しかも、家族連れというか、ふだん山に登っていそうもない人たちが多かった。安達太良山はゴンドラリフトで8合目くらいまで行ける。つまり、お手軽に山の醍醐味を味わうにはピッタリの山なのだ。

 暑いうえに、空気が美味い。そんなところで、マスクをする人はごくわずか。もちろん、私もずっとマスクをはずしていた。

 自然のなかを、マスクをせずに歩く。こんなシンプルなことがどれほど幸せに思えたか。山を降り、体中がカラカラに乾いたあとのかき氷がどれほど美味いか、これは体験した人にしかわからない。

 

 東京オリンピックが無事、閉幕した。今回のオリンピックはいつにも増してテレビの前に釘付け。10年分くらいの感動を味わった。心身が浄化された思いだ。

 やはりスポーツはいい。多くの人がそう実感したはず。日本のメダル獲得数も素晴らしいが、それ以上に讃えるべきは、こういう状況下、ほぼ完璧に大会を運営し終えたということ。世界中で日本ファンがますます増えると思う。

 すべての関係者に拍手を贈りたい。

 

安達太良山の頂上は、ぽつんと小さな山塊があることから、乳首山とも呼ばれている。〝その気に〟させる山である。

智恵子は「東京には空がない」と言ったが、安達太良山には満天の空があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頂上手前。今回がいちばん楽ちんだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頂上からの眺め

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

可憐な高山植物

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰り、中津川渓谷に寄った。水深が深いらしく、川にダイビングするグループがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(210809 第1088回)

 

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