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禅ねこうーにゃんのちょっとした助言

焚き火と夕焼け

2021.08.02

 日本の小さな町工場から生まれた、エアロコンセプトの生みの親・菅野敬一氏の物づくり哲学や人生観がたっぷり詰まった電子書籍を発売した。その名は『焚き火と夕焼け エアロコンセプト 菅野敬一、かく語りき』。菅野氏がどんな思いでエアロコンセプトをつくっているか、さまざまな角度からアプローチしている。

 なぜ、焚き火と夕焼けというタイトルなのか。それは、職人とはどういう人を言うかという問答のなかにある、次のようなくだりがヒントになっている。

 ――人間、生きていると必ず分かれ道に遭います。その時、右に行こうか左に行こうかと迷う。そこで僕は、どうやら左の道へ行った方が夕焼けが見られそうだからと左を選ぶ。ところが、右の方から「おい、そっちへ行っても得しないぞ。こっちは今ちょうど、株が値上がりしてるんだ」という声が聞こえてくる。でも、僕は株の値上がりより夕焼けの方に価値をおいているから、そのまま左の道を進む。

 また、ちょっと歩くと、二股にぶつかる。こんどは右の方から焚き火をしているパチパチという音が聞こえてくるからそっちへ行こうとする。ところが左の方から「おい、今、オレたちがあんたの作った物をたくさん売って、有名な人にしようと思っているんだ。すぐに引き返さないと間に合わないぞ」と手招きする。それでも僕は焚き火の音を聞きながら、あの温かさを感じたいから右の道を進む。つまり、こういうことの連続なんですよ。

 

 なんて素敵な考え方なのかと思う。いま、世の中で大手を振っている考え方とは真逆だが……。

 そんな考え方を貫いているから、菅野氏が大金持ちになることはありえまい。また、彼がそれを望んでいるわけでもない。

 本書の構成は、第1部が私と菅野氏の対談、第2部が菅野氏の半生を描いたダイジェスト的な物語、第3部は菅野氏の語り、第4部は製品の写真とポートレートいう構成となっている。

 この電子の塊には、日本人の物づくり魂が宿っていると自負している。

 お求めは下記より(税込880円)。

●『焚き火と夕焼け エアロコンセプト 菅野敬一、かく語りき』

(210802 第1087回)

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