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紺碧の将

荒ぶる海を行く船のごとく

2025.09.28

 長野県と群馬県にまたがる荒船山に登った。妙技荒船佐久高原国定公園にあり、妙義山ほどではないが、露出した岩山が印象的。まるで荒海を航海する船のような形から、荒船山と名づけられたそう。

「クレヨンしんちゃん」の作者・臼井儀人さんが、この山の断崖から落ち、遺体で発見されたのは6年前のこと。誤って落ちたのか自殺なのかはわからないらしいが、たしかに断崖から下を望むと吸い込まれそうになる。

 それにしても、なぜ山に登るのだろう。かつて「そこに山があるから」と名言を吐いた人もいたが、自分に問うてもよくわからない。

 同行した友人は、好きな順に「仕事・山・女」と言っていたが、最後はともかく、仕事と山が好きというのはわかる(本当は全部わかる?)。仕事も登山もできなくなったら、それこそ人生の終盤だろう。

 

これが荒船山。「山と溪谷オンライン」より拝借 撮影者/三浦啓昌氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中の景色。船の上部が霞んでいる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

艫岩(ともいわ)は垂直に切り立った岸壁。崖下をのぞき込むなどした際に誤って転落する事故が絶えない。臼井儀人さんもここから落ちた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山腹の岩

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐久から荒船山登山口までコスモス街道を行く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(250928 第1290回)

 

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