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本物の真髄(電子版)

I am not a consensus politician. I’m a conviction politician.

マーガレット・サッチャー

 サッチャーを敬愛する人間としては、どうしてもときどき彼女の言葉を紹介したくなる。

「私は意見の一致を求める政治家ではない。信念の政治家だ」

 強烈な自信に裏付けされた言葉である。多くの人のコンセンサスよりも、自分ひとりの信念の方が勝っていると考えているのだ。もっとはっきり書けば、閣僚など烏合の衆と見ているのだ。こうなると、民主主義ではなく、賢人政治と言ったほうがいいかもしれない。お国柄とはいえ、同じ島国で立憲民主制を採用する日本とは真逆の発想だ。

 しかし、一国のトップたるもの、これくらいの気概がなかったら務まらないのではないか。「船頭多くして船山に登る」という諺もあるように、いろいろな人の意見が百出する状況は、けっしていい結果を生まない。企業を例にとってもわかる。規模の大小にかかわらず、民主主義的な運営をしている会社は、行き詰まることが多い。旧芙蓉グループの会社はそういう傾向があったと思う。反面、トヨタに代表される、トップダウン型経営の強さは、否定できないものがあるだろう(マイナス面もあるが)。

 いずれにしても、サッチャーは、「英国病」が社会に蔓延し、国力を失っていたときに登場し、数々の大胆な改革を成し遂げ、再び英国を世界の重要な国に復活させた。その力の源泉が、この言葉に宿っている。

 なんとすごい女傑がいたものか。

(第85回 211219)

 

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