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紺碧の将

ロマンスカーの展望席で小田原へ

2020.10.28

 ロマンスカーで小田原へ行った。

 名前がなんとも昭和的でいい。その上、現行のロマンスカー(GSE 70000型)は最前部が運転室ではなく、展望席になっており、割増料金はない(運転室は展望室の上にある)。新宿から小田原まで1時間10分ていど。東京駅から新幹線で行くと所要時間は約半分だが、料金はほぼ2倍。生活圏が新宿に近い私にとってはロマンスカーの方が使い勝手がいい。

 じつは、前から思っていたことがある。ロマンスカーの展望席に乗ってみたい、あたかも自分が操縦しているかのような雰囲気を味わえるだろうと。

 友人にそう言うと、子供みたいだと笑われた。私はとくだん鉄道ファンではないが、電車の最前部に座って両側に過ぎゆく風景を眺めるのは理屈抜きで心地いいだろうと思った。

 結果は?

 想像通りだった。ふだん、長時間、電車に乗るときは読書をすることが多いが、本はいっさい読まなかった。というか、あらかじめ本を持っていかなかった。その代わり、高速で流れ行く風景の妙を楽しんだ。これで1,820円(特急料金込)は安い。小田急電鉄は良心的だ。

 

展望席

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展望席からの光景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次回、小田原でのことを書いてみたい。

(201028 第1033回)

 

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