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歴史ある建築物と美術の調和

2020.02.16

 邸宅を使った美術館が好きだ。パリやバルセロナのピカソ美術館はその双璧だろう。

 邸宅と言わず、歴史ある建築物を改装し、美術館として使っているところはおしなべて格調高い。明治期にテナントビルとして建てられた三菱一号館を活用した三菱一号館美術館や旧朝香宮邸を活用した東京都庭園美術館、さらに今回紹介する東京ステーションギャラリーなど、いずれも歴史の重みを感じさせる佇まいが美術品と絶妙な調和を醸す。

 東京ステーションギャラリーはその名の通り、東京駅に隣接する美術館で、丸の内北口にある。創建当時の駅舎の壁をそのまま用いているのが特徴だ。駅舎をそのまま使った美術館としてはオルセー美術館が有名だが、東京ステーションギャラリーは広さもほどよく、じっくり鑑賞するに適した空間だ。

 おりしも現在行われている企画展は「奇蹟の芸術都市バルセロナ」。バルセロナは一度しか訪れたことがないが、カタルーニャ独特の明るい風光と斬新で奇抜なアートが混在する個性的な街並みが印象深い。建築物は言うに及ばず、家具やら扉の把手やステンドグラスやら、なんでもアートになってしまう。同じスペインでも、マドリッドよりずっと開放的だ。

 

 東京ステーションギャラリーの風景をちょっとだけ紹介しよう(許可を得て撮影しています)。

たとえば、これはどお? 展示の仕方が洗練されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵画も古いレンガの壁に掛けただけでこんなに品格が上がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2階と3階をつなぐ螺旋階段は、歩くだけで心地いい。優雅な自分に浸れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壁はもちろん、昔使われたレンガ。ひとつひとつ表情がちがう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天井には、洒落た照明機器がぶら下がっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これで入館料1,300円は安い。

 

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Profile

髙久多美男

髙久多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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