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新宿御苑で気を鎮める

2010.10.07

 気持ちを鎮めなければ……。

 最近、シナ人のせいで心が乱れ、はっきり言って損している。シナ人と書くのは特に他意があってのことではないが、中国という呼称はどうもしっくりこないから、時々こう書いてしまう。

 なぜなら、中華人民共和国というのは自分たちが勝手にそう名乗るのはいいとしても、われわれが彼らを世界の中華であると認める必要はないからだ。それどころか、かの国はあちこちで傍若無人なふるまいをして、迷惑をかけている。ノーベル平和賞の選考に関して、ノルウェーにも脅迫じみた圧力をかけているというではないか。そういう国を「中華」とは呼びたくないだけである。

 

 猛暑がようやく去り、爽やかな秋がやってきた。天は母の心のように蒼く高く、風は真理を司るなにものかの子であるごとく清澄だ。こういう時こそ、気を鎮める絶好の機だ。

 音楽を聴きながら新宿御苑を一周し、その後、明治神宮御苑まで足を伸ばし、明治神宮に参拝して帰ってくると心は驚くほど澄み切っている。その間の時間は交響曲4曲分以上、歩数にして約11,000。ちなみに今日聴いたのは、ドヴォルザークの第8番、ベートーヴェンの第7番と第8番、ハイドンの第99番、そしてモーツァルトの第25番の途中までである。

 新宿御苑には驚くほど素晴らしい木がある。白神山地のマザーツリーのような木がたくさんあるのだ。特に好きな木は、日本のスズカケの母でもある右上の木。ヨーロッパから入ってきた最初のスズカケがそれで、国内各地に生えているスズカケはすべてこの木の末裔らしい。

 とにかく、近寄ると巨大な岩のようである。根は多足動物のようで、地面をしっかりとつかんでいる。見ているだけで神々しく、何か大きな力をもらえそうだ。

 明治神宮の森もいい。もちろん、この森も自然林ではない。この森を造営するに際し、全国から献木を募り、その結果、10万本を超える木が集まった。中には小学生が小遣いをためて買った木もあったという。それが今では鬱蒼とした森の一部になっている。ありがたいことである。木々にも感謝だが、浄財と労力でこの森をつくってくれた当時の人たちにつくづく感謝したい。

 明治天皇の御製と昭憲皇太后の御歌が境内に掲げられているが、それも素晴らしい。

 

あらし吹く世にも動くな人ごころいわほにねざす松のごとくに(御製)

 (嵐が吹いているような世の中にあっても不動の心をもちましょう。岩に根ざす松のように)

 

みがかずば玉の光はいでざらむ人のこころもかくこそあるらし(御歌)

 (磨かなければ玉も人も光りません)

 

 こんなメッセージを発する政治家の台頭が望まれる。

(101007 第197回 写真は新宿御苑のスズカケノキ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Profile

高久多美男

高久 多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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