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散々なサンザン・オールスターズ

2010.07.01

 どうして行ってしまったんだろう? どうして聴いてしまったんだろう?

 怖いもの聴きたさ、怖いもの見たさの心境があったのは否めない。しかし、これほど衝撃を受けるとは思わなかった。人格が崩壊してしまったかもしれない(もう崩壊しているだって?)。

 

 サンザン・オールスターズのライブ。

 「えー! 桑田さんって今、ライブ活動しているの?」と思う方もいるだろう。ところがドッコイ、よ〜くバンド名を読んでほしい。「ン」の一字が多いのに気づいいたかな。

 そう、散々の「サンザン」。散々な演奏なので、サンザン・オールスターズ。

 ドラマーは、なんと私を何度も散々な目に遭わせた高久和男。ブラジルの空港や日光白根山の頂上で私を置き去りにし、平然と笑っているあの高久和男である。あわや山で遭難死! というハメに陥れようとしたあの男である(ちなみに○○学園の理事長でもある)。

 演奏のことは何も言うまい。曲の途中で勝手にドラムが終わってしまったことや、ギターの後を追いかけてリズムが早くなったり遅くなったりしたことは言うまい。お茶目な目を隠すために似合わないサングラスをかけていたことも言うまい。日頃通っているクラブで調達した若い女の子ばかりが客だったということも言うまい(ちなみに、彼女たちのミニスカートは膝上35センチ、股下1センチ)。

 それなのに、気がつくと拍手をしていたのだ。日頃から本物を求め、まがいものを遠ざけていたのに、こともあろうにサンザン・オールスターズの演奏を聴いて拍手をし、おまけに1年分も笑ってしまったのである。

 それにしても、あんな散々な演奏で会場のすべての人たちを楽しませたあのオジサンたちって何者?

 

 おかげで、自分は今年最大のヤマ場と言えるほど忙しいということをすっかり忘れていた。

 ありがとう、和男さん。

(100701 第177 写真はサンザン・オールスターズのポスターの一部。真ん中がドラマーの高久和男氏)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Profile

高久多美男

高久 多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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