市兵衛のまげ
広島で「日本志民会議」のフォーラムに参加した後、地元の友人に美味しい寿司屋があるから、と案内された。その名は「さかもと屋 市兵衛」。
店に入り、カウンターに座るなり、「おっとぉー!」目を瞠った。
なんと大将、ちょんまげなのだ(写真右)。正確には商人髷と呼ぶべきだろう。
そのビジュアルを見て、私は「気が合うな」と思った。どこを輪切りにしても平凡な人よりも、このように個性むき出しの人の方が気性が合うのだ。
事実、話は意外な方向に進み、大将は、「学校で明治以降の歴史を教えるべきだ」と気炎をあげる始末。すかさずカウンター越しに握手を交わしたのは言うまでもない。
それにしても、広島まで行って、寿司屋のカウンターでその店の主人と近代日本史について語り合うとは思わなかった。
ところで、ちょんまげ大将が指摘するまでもなく、近代史や道徳を教えていない弊害はおびただしい。
バンクーバー・オリンピックに出場した国母という選手の服装問題は、もとをただせば今の教育にある。つまり、あのような品のない日本人を生んでしまったのは、今の大人が悪い。
学校では「日の丸」や「君が代」の意味を教えず、ひたすら忌避する教師がまだまだ多い。そういう大人たちの姿を見て育った子どもたちに、「国家に対して敬意を払え」「国家の代表であるという自覚をもて」と言う方が無理がある。
繰り返し言うが、私は日教組は一度解体すべきだと思う。百害あって一利なし。国を滅ぼす張本人だ。
とは言うものの、民主党の最大の支持団体のひとつが日教組。「政権交代」を早く実現させないと、逆に日教組がのさばることになるだろう。
(100220 第151 写真は「さかもと屋 市兵衛の河合氏)