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ココロバエ
美し人

尾瀬歩きとエナジーメラメラ

2018.09.20

 これまで尾瀬にはあまり縁がなかった。行こうとしても、天気に恵まれない。昨年もそうだった。鳩待峠まで行ったが、雨天のため、やむなく断念した。

 しかし、今年はついに念願かなって尾瀬を歩くことができた。谷川岳を登った翌日である。

 鳩待峠から下ること約1時間、予想に反する景色が続いた。写真で見る尾瀬は、どこまでも平坦で歩きやすそうだが、案外勾配がある。とはいえ、けっして嫌な道のりではない(写真下参照)。

 いよいよ山ノ鼻に着き、尾瀬歩きを開始。まったく下調べをしていなかったために予想外のことばかりだ。きちんと尾瀬を歩こうと思ったら、丸一日は必要であろう。時間の関係上、牛首分岐までの往復を歩くことにした。

 前方に見えるは燧ヶ岳(ひうちがたけ)。福島県である。背後に聳えるのは至仏山。そこそこ高い2つの山に挟まれた湿原が尾瀬である。

 学校の遠足なのか、中学生がたくさんいた。それぞれのグループに地元の案内ボランティアがついている。大きな声で喋っているため、聞こえてくる。

「雲と霧のちがいはわかるかな?」

「……?」

「雲は遠くから見るもの、霧は自分がそのなかに入って見るもの。成分は同じだけど、自分の立ち位置がちがう」

 そうか、そうだったのか。その他、いろいろなことを聞いた。

 前日、谷川岳を登ったからか、鳩待峠までの上りは脚にきた。けっこう汗だくになったのだ。

 あらためて山のエネルギーを思い知ったのは翌日のこと。本来であれば、谷川岳に登り、尾瀬を歩き、長距離を運転しているのだから体は疲れているはず。事実、脚の筋肉には疲労が溜まっていた。にもかかわらず、得体の知れないエネルギーが体の奥から湧き上がってくるのだ。メラメラと。ずっと集中しても疲れない。とにかく体の奥から元気パワーがズンズンと湧いてくる。これには驚いた。おそらく足の裏から地球のエネルギーを吸い取ったのだろう。そうとしか思えないほど、活力に満ちた一日だった。もっとも、そのエネルギーは翌日には半減し、その翌日にはほぼ消えていたが。

 万が一、ガンになったら高尾山に毎日登るという私の思い描く治療法は、あながち間違っていないかも。

 

※悩めるニンゲンたちに、名ネコ・うーにゃん先生が禅の手ほどきをする「うーにゃん先生流マインドフルネス」連載中。 第28話は「夢と妄想は紙一重」。

https://qiwacocoro.xsrv.jp/archives/category/%E9%80%A3%E8%BC%89/zengo

(180920 第843回)

 

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Profile

髙久多美男

髙久多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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