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紺碧の将

水疱瘡のウイルスはスゴイ!

2018.07.16

 いつものように新宿御苑を走った後、シャワーを浴び、タオルで体を拭いている時だった。なんとなく左脇腹周辺が痛い。鏡で見ると、虫に刺されたような発疹がある。左胸にもある。これはヘンな虫に刺されたかも、と思い、近くのクリニックへ行った。本欄でも報告していたように、イボができてしまい、その治療がほぼ終わった頃だったのである。ちなみに、イボの治療は液体窒素を使うのだが、かなり痛かったと書いておこう。

「これは帯状疱疹ですね」

 患部を見せるなり、医師は言った。

 私は、小学生低学年の頃、帯状疱疹に罹ったことがある。激痛で、夜眠れなかったことを覚えている。本来であれば、その時にウイルスは全滅するはずだが、その時代は全滅させる治療法がなく、〝生き残り〟が神経節に潜み、密かに捲土重来を期していたらしい。そして、免疫が弱くなったのを見逃さず、発症し、私を痛めつけているというわけだ。

 説明を聞きながら、「水疱瘡のウイルスはスゴイ」と妙なことに感心してしまった。自分を苦しめるウイルスに感心してどうするんだ、と思われそうだが、事実、敵ながらあっぱれではないか。私なら、とても50年以上も隠れアジトに潜伏するなどできない。

 ともあれ、アメナリーフという高価な薬を飲んで治療中である。今回発症する数日前、友人が顔に帯状疱疹ができたと言っていた。ただの偶然なのだろうか(ま、偶然なんだろう)。

 ところで、なぜ免疫が落ちたか? クリニックからもらった冊子を見ると、いちばん大きな原因は過労とある。他に老化、体力低下、病気とある。ストレスも大きな要因になるという。鍼灸をしている私の友人は「髙久さんはストレスということはなさそうだから、悲しいかな年齢には逆らえなかったのでしょう」とメールで書いてきた。悔しいが、そう認めざるを得ない。それが一番の原因だ。もうひとつ挙げるとすれば、この酷暑に走り、体力が低下していたことかもしれない。走りながら「なんでこんなことしてんだろう?」と思った。その直後に発症したのだ。「もうおまえも若くはないのだから、そんな無理をするんじゃない」というメッセージなのだろう。

 とはいえ、まったく走らないのは気持ち悪い。そこで、少しメニューを変え、早歩きとジョギングと70%くらいのダッシュを組み合わせている。凝りない私なのである。

 

 

※悩めるニンゲンたちに、名ネコ・うーにゃん先生が禅の手ほどきをする「うーにゃん先生流マインドフルネス」、連載中。今回は「人を成長させる原動力」。

https://qiwacocoro.xsrv.jp/archives/category/%E9%80%A3%E8%BC%89/zengo

(180716 第827回 まさにこんな感じの痛み)

 

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