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ココロバエ
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『Japanist』満9歳

2018.01.25

 リーマンショック直後の2009年に創刊した『Japanist』も、まる9年を経て36号を重ねることができた。

 ひとつの号を発行するたび、なにかが堆積していくという実感はある。有意義な出会いもある。しかし、ネット全盛のこの時代、もどかしい思いも多々あるのは事実だ。いずれにせよ、愛読していただいている方々に新しい号をお届けすることができた。

 今回の巻頭対談は、ブリキのおもちゃをはじめ、さまざまなモノをコレクションしている北原照久氏に登場していただいた。北原氏が買わずとも社会に残るモノはたくさんあるが、彼が所有したことによって現代に残っている希少なモノもある。「時代の証人」を後世に残すという点においても、氏の功績は多大であろう。

 もうすぐ古希を迎える彼が、一貫して楽しい人生を送っている秘訣もいくつか披露している。それは心の持ち方であったり、言動であったり……。その気になれば、だれにでも応用可能なことばかりだ。これを読んで、心の垢を落とし、新たな自分へと脱皮するきっかけにしていただければなによりである。

「ジャパニストの美術散歩」では、書家の森大衛氏を紹介している。子供の頃、書はダサいと思い込んでいたそうだが、いつしか書の道を歩むようになった。大勢に従うことを由とせず、時に反骨の人となる彼の人間性が作品に表れている。

「転換期のキーパーソン」では、極左の偏向報道甚だしい沖縄において、公正な新聞媒体を根づかせるとの理想を描き、「八重山日報」を発行し続ける仲新城誠氏に詳しい話をうかがった。硬直した沖縄の言論空間に風穴をあけることができた暁には、この国のあり方も変わっていよう。

「じぶん創造物語」では、和紙造形作家の田口のり子氏を紹介している。自由でのびやかなモダンアートに惹かれ、自身も創作の世界に舞い込んだ。家庭と両立させながら創作を続け、潤いのある人生を築いているその姿は清々しさそのもの。人生100年時代のお手本とも言うべき生き方かもしれない。

 他にも本誌独特の記事を掲載している。お求めは、下記より。

https://www.compass-point.jp/japanist/

 

※悩めるニンゲンたちに、名ネコ・うーにゃん先生が禅の手ほどきをする「うーにゃん先生流マインドフルネス」、連載中。

https://qiwacocoro.xsrv.jp/archives/category/%E9%80%A3%E8%BC%89/zengo

(180125 第784回 写真下は、北原照久氏と中田宏氏の対談風景)

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Profile

髙久多美男

髙久多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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