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ココロバエ
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多樂サロンで利きコーヒー

2017.10.07

「本質・本源を求める」という主旨で50回行ってきた多樂塾を、今年7月でピリオドとした。

 せっかく集まった素晴らしい仲間がこのまま解散されてしまうのはもったいないと、今月から不定期で多樂サロンを開催することにした。利害関係のない、個性豊かな面々が、そのときどきの多彩な話題で語り合うというのは、かつてのパリのサロンのごとき風情である。

 場所はChinomaの下のカフェ・ケイティー。毎回、学びの要素を取り入れることにし、第1回目はカフェの店主・中村淳一さんによる「利きコーヒー」を実施した。

 なんといっても、中村さんが煎れてくれるコーヒーは旨い。おかげで、他の店で飲んでも美味しいとは感じられず、迷惑を蒙っているほど(笑)。

 私の好みはマンデリンの深煎り。これがベースだ。自宅でもその都度豆を挽き、飲んでいる。最近、〝犯され〟ているのがエチオピアの深煎り。パクチーや臭いチーズと同様、個性的な味と風味はクセになりそうだ。

 さて、当日の利きコーヒーに供されたコーヒーは4種類。マンデリンの深煎り、エチオピアの中深煎り、ニカラグアの浅煎り、そして缶コーヒーの代表として「アサヒワンダ極み」。

 マンデリンとエチオピアはすぐにわかった。問題は、ニカラグアとワンダである。当然のことながら、「いちばんマズイものが缶コーヒーである」という前提で味覚、嗅覚を総動員した。私は「個性はないが安定感がある」と思えたものをニカラグアで、「風味も香りもない」ものがワンダだと思った。かなり悩まされたのだが、そういう結論に達した。

 しかし、意外や意外、私が最も魅力を感じなかったものがニカラグアだった。つまり、私にとって、ワンダの方が上だったのである。

 中村さんからも、最近の缶コーヒーはレベルが高いと聞いていた。砂糖入りの缶コーヒーは論外として、ブラックを極めたものはなかなか飲み応えがある、と。スター○ックスなんかより遙かに旨いと聞いていた。

 本当だった。

 今回はっきりわかったことは、「浅煎りは気にくわない」ということである。

 フタを開けてみれば、全問正解という人もいれば、全問間違いという人もいた。あの真剣な試飲は大人の遊戯でもあった。じつに楽しかった。こういう時間を共有できる仲間がいるということをありがたいと思う。

 次回は「香りを聞く」と題して、香りをかぎ分けることを取り入れたいと思っている。参加したい人は、このサイトにて問い合わせしてください。参加費は2,000円(2ドリンク付き)。

(171007 第757回 写真上は指南役の中村淳一さん。下は利きコーヒー用の4種のコーヒー)

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Profile

髙久多美男

髙久多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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