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再び、走る男に

2013.08.08

ランニングシューズ 最近、走っている。

 以前は生活のなかに「走る」という行為が当たり前のようにあった。ホノルルマラソンに参加したこともある。海外旅行をしても、現地で走っていた。10キロ走で自分なりにタイムを追求していた。真夏の炎天下、近くにある陸上競技場の周りでインターバルトレーニングをしていた。1周、だいたい800メートルくらいだろうか。5本もやると、滝のように汗が吹き出した。今、同じことをしたら、まちがいなく熱中症になってお陀仏になっているだろう。

 でも、若い時分は、その無茶が好きだった。たっぷり汗を流した後のビールが旨くて、ひたすら自分の体を痛めつけた。あの時のビールは、ゆうに1万円の価値があったと思う。

 しかし、いつからだろう。走ることをやめたのは。走ることをやめて、もっぱらウォーキングだけになった。

 歩くことも快適だ。じっくり風景が見られるし、有酸素運動にはもってこいだ。

 ところが、歩くだけでは、なんとなく不完全燃焼だったということが最近、わかった。

 そこで、走ることにした。

 都内にいる時は新宿御苑の外周の内側を走る。1周約15分かけてゆっくりと。コースのほとんどは大木に覆われているので、カンカン照りでも日陰を走ることができる。

 宇都宮にいる時は、栃木県総合運動公園を走る。ここは私の馴染みのコースだ。新宿御苑のような立派な大木はないが、そこかしこでスポーツに興じているのを横目で見ながらジョギング専用コースを走るのが好きだ。コースの両側にはサクラの木やイチョウの木が並んでいる。

 もはや、スピードを競う年齢ではない。美しいランニングスタイルとはほど遠い。

 でも、走ることは気持ちいい。その感覚を思い出し、いま、その歓びを噛みしめている。

(130808 第444回 写真は、新調したランニングシューズ)

Profile

高久多美男

高久 多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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