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紺碧の将

霊感について

2011.12.03

 さて、右の写真はなんでしょう? 想像力のある人はアートのオブジェ、目が悪い人はお地蔵さん、霊感のある人は何かが憑依したものに見えるかもしれない。

 じつにオモシロイ形である。

 

 霊感といえば、私は2度、霊を見たことがある。最初は1994年。自宅の寝室で。創業以来、業績はずっと順調に推移してきたが、その年だけいきなり売り上げが急減し、多額の借金の返済のこともあってかなり精神的に追い詰められていた。ある夜、息苦しくて目が覚めると、霊が側に立っていて、ずっと私を見つめていた。どういう霊だったかは書かない。具体的に誰かに似ていたわけではないが、その霊に失礼になるので。

 2度目は4年くらい前、六本木のホテルで。したたかに酔っ払い、喉が渇くので夜中目が覚めたら、霊と目が合ってしまった。その霊は、「あっ、見つかっちゃった」という表情をしてすーっと消えた。あとになって聞けば、そのホテルには霊が出るという噂だった。

 アー、コワイコワイ。私は霊感など微塵もないと思っていたのに、2度も見てしまったなんて、あんまりだ。

 

 ところで、右上の写真は、ラクウショウという松の気根である。かなり珍しいらしいが、新宿御苑の名物でもある。大きなラクウショウの木の周りにこのような気根がたくさん首を出している。その名の通り、空気を吸うための根っこである。

 空気を吸いたくてこのような姿の根っこを地上に出しているなんて、やっぱり植物はオチャメだ。愛嬌があるな、ラクウショウは。

(111203 第300回 写真は新宿御苑にあるラクウショウの気根)

 

 

 

 

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