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紺碧の将

福がいっぱいの和蝋燭タイム

2019.06.21

 以前、本欄でローソクタイムについて書いた。夜の9時頃、ローソクに火をともし、お香を焚き、照明をすべて落とし、ウイスキーを片手に1枚のCDを聴く。すぐ傍らにはうーにゃんが寄り添い、私はうーにゃんのお腹をモミモミしながら自由気ままに思いを馳せる。あれは言葉に言い尽くせないほどの至福の時だったが、うーにゃんが死んでから、しばらく遠ざかっていた。

 最近、ようやく気持ちが回復したのか、ちがうバージョンで再開した。

 写真のように、和蝋燭である。これがなんとも美しい。ゆらゆらと揺らめく炎を見ているだけで、心が安寧を覚える。

 思えば、人間の心とは厄介なものである。自分の思惑とはべつに、勝手に夢想し、時によってはマイナス思考に陥ることもある。外からの情報によって、いたたまれない気持ちになることもある。だからこそ、自分で制御することが大切だ。私の和蝋燭タイムは私に合ったもの。だれでも自分に合ったものを考えられる。ニュースを見なくなるだけでも心持ちがよくなる。わざわざ残忍なニュースを見ながら食事をする人の気が知れない。ニュースを見なくても、なんら生活に支障はないのだから。

 一中節第13代目の都一中さんがこう言っていた。

「嫌なニュースは見たくない。嫌なニュースを流さないニュースはないから、ニュースは見ない」と。彼はリベラルアーツの塊のような人だが、やはり自分で制御しているのである。

 

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(190621 第910回)

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