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〝オヤジの街〟とイタリア街

2018.11.07

 新橋とは不思議な場所だ。銀座に隣接しているのに雑多な印象で、特に夕方以降は安居酒屋に大勢のサラリーマンがひしめき合い、〝オヤジの街〟として賑わっている。私もまごうかたなきオヤジの一人だが、とてもあのパワーにはついていけなく、敬して遠ざけている。

 ところが、浜松町の方へ向かって歩いて行くと、まったく様相の異なるエリアが現れる。通称「イタリア街」と呼ばれるところで、実際、イタリアに来たのかと思えるほど石畳なんかがそれっぽい。カフェやバーがいくつかあって、雰囲気もよろしい。

 都市はいろいろな表情があった方がいい。東京駅だって、丸の内側と八重洲側ではずいぶん違う。それ以上に、新橋のオヤジの街とイタリア街は違いがあるのだ。

 観察していて面白いのは、日本人に好まれるのは、イタリア街よりオヤジの街だということ。オヤジとは言いながら、若い女性もたくさん見かける。やはり、気楽に、安く、大騒ぎできる方がいいのだろう。

 私はどういう場所に出没するかといえば、スノッブなところでもなく、もちろん若者やサラリーマンが大騒ぎするところでもなく、全席喫煙可のところでもなく、ほどほどの料金で落ち着きがあり、食べ物が旨く、いい酒が揃っているところ。ま、それに適うところはあまりないのだが……。その分、そういう店を見つけた時は喜びが大きい。

 

「美し人」

美の生活化―美しいものを人生のパートナーに

 

※悩めるニンゲンたちに、名ネコ・うーにゃん先生が禅の手ほどきをする「うーにゃん先生流マインドフルネス」連載中。第31話は「時が解決してくれる」。

https://qiwacocoro.xsrv.jp/archives/category/%E9%80%A3%E8%BC%89/zengo

(181107 第855回)

Profile

高久多美男

高久 多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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