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ココロバエ
美し人

シンプルな教え

2017.12.19

 明治26年、島津家30代・島津忠重のために島津家家庭尋常小学校が作られ、市内から選抜された30名の生徒とともに学んだ。校名に「家庭」と名がつくことから、島津家のための養成所だったのだろう。わずか8年で廃校となった。

 学校としての期間は短かったが、教育内容は良かったのだろうと推測できる。右写真のように、旧薩摩藩の教え「郷中教育」を叩き込んだ。

 

一、負けるな

一、ウソをつくな

一、弱い者をいじめるな

 

 じつにシンプルである。だれが見ても、「なんだ、そんなことか」と思うだろう。

 しかし、その「そんなこと」ができないのだ。頭ではわかっていても、実行するのは難しい。まして、長い人生にわたって貫徹できるような「人格」まで昇華できる人はごく稀だろう。

 しかし、ひとたびこの教えが心身に叩き込まれたとしたらどうか。この人の声望は高まり、人生を実りあるものにしてくれるだろう。

 それこそが教育なのだと思う。知識や受験テクニックなどは、あとでいかようにもマスターできる。まして、なんでもすぐ答えが得られてしまう現代にあって、ただ知識が豊富というだけでは無用の長物となりかねない。

 なぜ、薩摩藩から大人物がたくさん輩出されたのか、その源泉がわかるような気がする。

 

※悩めるニンゲンたちに、名ネコ・うーにゃん先生が禅の手ほどきをする「うーにゃん先生流マインドフルネス」、連載中。

https://qiwacocoro.xsrv.jp/archives/category/%E9%80%A3%E8%BC%89/zengo

(171219 第775回)

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Profile

髙久多美男

髙久多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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