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ココロバエ
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日本、この手でなんとかする!

2009.03.17

 いよいよこの国は、自律変動を始めた。

 このままの政治が続けば遠からず三流国に成り果て、国民は辛酸を舐めることになると察知した、多くの心ある日本人が動き始めたのである。

 3月15日、熱く、それでいて粛々とこの胎動は始まった。

 かつて松下政経塾の塾頭であり、今は志ネットワーク「青年塾」の代表として数々の有為な若者を社会に送り込んでいる上甲晃(じょうこう・あきら)氏が発起人となり、箱根・仙石原文化センターで「日本 この手でなんとかする!」が立ち上げられたのである。

 午後1時30分に始まり、夕方の6時まで続いたこの会合には全国から400人近くの有志が集まった。心のスープで有名な辰巳芳子氏や櫻井よしこ氏もスピーカーとしてかけつけた。松下政経塾出身の政治家らの決意表明もなされた(若干1名、まるで空虚な言葉を並べている旧態然とした政治家がいて、それはそれで本物を際だたせる役を演じていたので無意味ではなかったが)。

 その中で、最後を飾ったのが、山田宏・杉並区長が代表としてまとめ上げた「日本よい国」構想のお披露目である。

 同構想は、昨年の初頭から始まり、1年がかりで目指すべき国家理念をまとめたものだ。山田氏とともにその構想に名を連ねているのは中田宏氏と中村時広・松山市長である。

 山田宏と中田宏、字面がほとんど同じだが、志はさらに同じと映る。二人のスピーチを聴いて、涙がこぼれるのを抑えられなかった。隣で聞いていた小島伸浩(前々回登場のノブ君)はさかんに涙を拭っていたが、私は流れるにまかせた。形容しがたいほど清々しかったからだ。政治家の話を聞いて胸が熱くなり、感涙するなど、この国ではありえないと思っていたが、なんとありえたのである。これは奇跡に近いと思う。

 美辞麗句を弄したスピーチとは対極にあった。本当に心の底からの「悲痛な叫び」にも聞こえた。このまま手をこまねいて何もなさなかったら、この国は破滅する。愛する人たちが悲惨な目に遭う……、そういう危機感からほとばしり出た真実の言葉だったから聞く者の心を揺さぶったのだ。

 さて、「日本よい国」構想がいかなるものか、16ページの記事として『Japanist』創刊号でつまびらかにする。ご登場願うのはもちろん山田宏。

 なんともすごい人物がいたものだ。取材を終えた今、まだ頭がほてっている。

(090317 第89回 写真は「日本 この手でなんとかする!」のステージ)

 

 

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Profile

髙久多美男

髙久多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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