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福井で大量の汗をかく

2016.08.30

気比神宮 本州で未踏の県がひとつあった。福井県。近年、同県が話題にのぼることが多く、早く行かねばならぬと思っていた矢先、講演の依頼があり、敦賀市を訪れた。

 よほどの事情がない限り、私はタクシーを使わない。歩くことが苦ではないし、車に乗って移動するだけではわからないこともあるからだ。
 その日も敦賀駅で下車し、気比神宮(けひじんぐう)まで歩いて行った。蒸し暑さと直射日光で一気に汗が噴き出してきた。ハンドタオルで拭いても拭いても汗が滴り落ちる。
 気比神宮の大鳥居(写真)は日本三大鳥居のひとつである。1645年の建立とあり、空襲でも戦火を免れたそうだ。以前は国宝に指定されていたが、今は重要文化財となっている。
 神社の境内に入ると、空気の質が変わる。高い樹木があるからだろう。
ちなみに、樹木は日陰をつくることによってそこの気温を下げ、葉っぱから吐き出された水分は暖められて上昇する。そこに空気がなだれこんできて風となる。森の中に入ると心地よい風が吹いてくるのはそのためだ。
ブロンズ 境内には松尾芭蕉の像や歌碑がいくつもあった。芭蕉ゆかりの地なのだ。
 参拝した後、御朱印をもらい、再び歩き始める。
 またぞろ汗が噴き出してきた。それでもかまわず博物館通りを目指し、ひたすら歩いた。ふだん冷房はあまり好きではないが、カフェで涼んだ時ばかりは生き返った心地がした。
 その後、創作和紙人形紙わらべ資料館を見終えたところで徐々にエネルギーが切れかけ、それからはひたすらタクシーを求めて歩いた。なかなか見つからないので、市の大きな施設に入り、その旨伝えると、「電話で呼ばなければ来ません」とすげなく?言われた。考えてみれば、タクシーの〝流し〟は燃料の無駄遣いにほかならない。まっとうなやり方だと納得した。
 翌日は気比の松原(日本三大松原)、赤レンガ倉庫などを案内していただいた。北陸は寒いという先入観があったが、暑いのなんのって。暑さには強いはずの私も少々こたえた。
 さて、これで未踏の県は5つ(香川・徳島・大分・佐賀・宮崎)となった。以前は「旅をするなら海外」と思っていたが、今は日本を見たい。そう遠からず、残る5県も訪れてみたい。
(160830 第661回 写真上は気比神宮の大鳥居。下は通りに立つブロンズのモニュメント)

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Profile

髙久多美男

髙久多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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