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ココロバエ
美し人

走れ、タカク

2015.06.14

御苑の入り口で 目下、いくつかの事柄に挑戦しているが、そのなかのひとつが走ること。正直に書けば、10キロを39分台で走りたいと思っている。
 かなり以前もそう思っていた。35歳の頃に10キロ走に出場するようになり、少しずつ記録を伸ばした。しかし、37歳の頃に40分16秒で走って以来、年々記録は悪くなっていった。やがて、走る気が失せた。週末、気の赴くままに走る程度のことを続けていた。
 時は経て、いま、再び走る意欲が高まっている。新宿御苑の門の目の前に住居を構えるという僥倖を生かそうと思ったことが発端だった。3日に2回の割合で走り、国立競技場駅の階段トレーニング(3200段)を週に1回こなしている。その甲斐あってか、みるみる体が軽くなってきた。
 余勢を駆って、ときどき御苑を1周、タムトライアルする。御苑の外周は3.5キロ。その内側に沿って走るコースなので、目測で3キロ。計測するたびにタイムが縮まり、先日は11分32秒だった。このペースで走れば、10キロ38分20秒である。もちろん、同じペースで走ることはできないので、40分を切れるかどうかはわからない。1周走るだけでも、内臓が飛び出しそうなほど苦しいのだ。
 タイムがどんどん縮まっているのは、練習の成果だけではないと思っている。食事に気遣い、規則正しい生活のリズムをつくったからでもある。夜は外出していなければきっかり10時に就寝し、朝は6時から6時半の間に起きる。外食のときも、10時前には切り上げるようにしている。
御苑コース1 一方、日本酒を毎晩飲んでいる。「酒は百薬の長」だから。これも自分の適量を見つけた。気に入った銘柄を熱燗で1.8合と決めている。この量だと翌日に残ることはない。外食する際も気をつけている。とにかく、まともな料理や酒を提供しているところ以外、行く気になれない(ときどき、やむなく行くけど)。
 面白いことに、生活のリズムができてきてから、仕事のペースがぐーんと上がった。去年が特急なら、いまは新幹線のような感じで仕事がはかどる。集中力が上がったのか、時間の価値を体が覚えたのか、ダラダラ仕事をすることはなくなった。やはり、歳をとると、どんどん楽になっていくのだ。人はよく、「歳をとるともの覚えが悪くなって」とか「体が思うように動かなくなって」と言うが、それはウソだ。自堕落にしていればそうなるが、全員がそうなるわけではない。

 さあ、今日も走ろう。
御苑コース2(150614 第561回 写真上は新宿御苑千駄ヶ谷門の前に立つ高久、下は目下のランニングコース)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Profile

髙久多美男

髙久多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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