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紺碧の将

成熟する桃源郷

2025.07.13

 所用のついでに長野県東御市にあるヴィラデストに行った。エッセイストで画家の玉村豊男氏がつくったワイナリー&農園レストランである。私は2007年に訪れ、その時の様子を本ブログで書いている(「生き方が顔をつくる」)。玉村さんと一緒に写っている真ん中の男が私で、なんというか、それなりに若い。

 あれから18年という歳月が流れ、ヴィラデストもそれなりに成熟していた。その日はたまたまレストランが休みで人もまばらだったが、それだけに敷地内を心ゆくまで満喫することができた。

 1994年に創刊された「SINRA」という雑誌に、玉村さんが執筆した「ヴィラデスト物語」が連載されていて、少しずつ読み返している。理想郷を求めて長野に土地を求め、ワイナリー&農園レストラン&ギャラリーをつくったプロセスが書かれている。玉村さんのプロフィールを読むと、1991年に奥さんと東御市に移住して西洋野菜やハーブの栽培を行う「ヴィラデスト」を開始。2003年、ヴィラデストワイナリーを創業とある。土地を開墾してぶどう畑をつくり、それでワインをつくるのは容易ではなかったと思う。それにしても、素晴らしい笑顔の人である。

 いい時間を味わって歳を重ねると、人間と同様、場所もいい具合に成熟する。そんな好例を堪能した。

 その足で、小諸市にあるマンズワイン小諸ワイナリーを訪れた。敷地内には万酔園という日本庭園もあり、地下セラーやワイナリーショップもある。車でなければ試飲を楽しむこともできたのだが……。

 マンズワインの名前はキッコーマンからきているというのも初めて知った。高級ワインがずらりと並んでいたが、まだ味はたしかめていない。

 

以下4点、ヴィラデストのガーデン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぶどう畑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マンズワイン小諸ワイナリー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(250705 第1278回)

 

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