死ぬまでに読むべき300冊の本
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紺碧の将

死ぬまでに読むべき300冊の本

どんなに時代が変わろうとも、本が人類の知的財産であることに変わりはありません。
少年の時分より、本を師と仰ぐ髙久 多樂がさまざまなジャンルから独断と偏見で選んだ300冊の本。
本選びの際の参考書として、活用してください。【テキスト/髙久 多樂】

Topics

file.206『王道』A.マルロー 川村克己訳 中央公論社
アンドレ・マルローの多才ぶりには驚かされるばかり。本題に入る前に、彼の経歴を簡単に紹介しよう。1901年、パリ生まれ。若くしてパリ東洋語学校で東洋の言語を学ぶ。在学中にドイツ系の女…
file.205『逝きし世の面影』渡辺京二 平凡社ライブラリー
幕末から明治期にかけて来日した外国人が、日本に対する印象を書き記した日記などの引用を目にすることがある。概ね、絶賛に近い。正直に書けば、ほんとうにそうだったのだろうかと疑問に思うこ…
file.204『隅田川暮色』芝木好子 ちくま文庫
私は現代日本文学の最高峰は乙川優三郎と位置づけている。その乙川氏が作家になろうと決意したとき、文章の手本としたのが芝木好子であった。そのことは読売新聞のコラム「私をつくった書物たち…
file.203『ことばを旅する』細川護熙 文藝春秋
細川護熙の生き方に感嘆している。細川さんが元総理大臣ということを知らない人はいないだろう。しかし、彼の〝その後〟の生き方を知る人は少ないと思う。せいぜい、「政界を引退して悠々自適に…
file.202『火の鳥』手塚治虫 角川書店
角川書店版では黎明編、未来編、ヤマト編、鳳凰編、復活編、望郷編、乱世編(上)、乱世編(下)、宇宙生命編、太陽編(上)、太陽編(下)の11巻構成だが、共通するのはタイトルにもある火の…
file.201『生命誌とは何か』中村桂子 講談社学術文庫
本サイトのコラム「ちからのある言葉」で生命誌研究者・中村桂子さんの下記の言葉を紹介している。――研究館を始めてから、考える物差しは「美しき生きる」と決めています。美しくないことはし…
file.200『陰翳礼讃』谷崎潤一郎 角川ソフィア文庫
谷崎潤一郎という人は稀有な感性をもつ作家だ。愛する女性を神のごとく崇め、かしずき、下僕のように仕えるなど、明らかにМの嗜好がある。そんな小説家が著した文化論的随筆集である。本書には…
file.199『昭和天皇』保阪正康 中公文庫
昭和天皇について書かれた書物はたくさんある。本コラムでも福田和也氏の『昭和天皇』を紹介しているが、保阪正康による本書は数ある昭和天皇関連書籍のなかでも群を抜いて完成度が高い。正直に…
file.198『侍たちの沃野 大久保利通最後の夢』植松三十里 集英社文庫
水田という言葉が示すように、水と田は切っても切り離せない関係にある。水田地帯には元から水の恵みがあったと思いがちだが、そうではない。本書は、明治10年代、水利の乏しかった福島県安積…
file.197『祈りの御歌』竹本忠雄 扶桑社
皇后美智子様(現上皇皇后)の御歌集『セオト――せせらぎの歌』のフランス語訳者による著作。巻末に『セオト――せせらぎの歌』に収められている53首の原詩と仏訳、注釈が掲載されているが、…

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