いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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田口佳史
以前も登場した東洋思想研究家の田口佳史氏の言葉である。最近刊行した『40代から人として強くなる法』の中の一文。40代の人に向けた人生の指南書ではあるが、どの年代にも通ずる人生哲学書であるのはまちがいな…
原山建郎
長年、健康雑誌の編集長を務めた原山建郎氏は、人間の身体と精神を「体と心」という漢字ではなく、「からだもこころも、ひらがなで考えよう」と提案する。からだには「からだ」的側面だけでなく、からだの「こころ」…
辰巳芳子
「いのちのスープ」で知られる料理研究家の辰巳芳子さんの言葉である。著書『食に生きて』から抜粋した。食と命のつながりについて長年研究をつづけてきた辰巳さんは、「いのちの尊さ」を語る。ふだん何気なく口にし…
梨木香歩
少し前にも紹介した作家、梨木香歩の『西の魔女が死んだ』の一節である。映画にもなっているから内容を知っている人もいるだろう。学校になじめない中学生の女の子が田舎の祖母の家でしばらく居候することになり、大…
中川一政
洋画家の岸田劉生に見出され、画家を志し洋画家となった中川一政は、美術家であり随筆家でもあった。作品に至っては洋画、版画、水墨画、陶芸と幅広く、書も随筆も独学でありながら独特の個性を放つ。言葉どおり良く…
浅利慶太
劇団四季創設者の一人で、演出家の浅利慶太氏の言葉である。浅利氏は学生時代に立ち上げた劇団四季を、それまでの日本演劇にはなかったミュージカルという演出で大劇団にまで育て上げた立役者でもある。「八百屋は野…
横田南嶺
鎌倉円覚寺管長、横田南嶺老師の言葉である。横田老師の法話に惹かれて円覚寺を訪れる人も多いという。老師の法話を少しでも多くの人に伝えたいという思いから、弟子の一人で黄梅院の副住職がブログに掲載したものが…
幸田露伴
『五重塔』で知られる明治の文豪、幸田露伴は、博学はもとより、教養の高さにおいても群を抜いていることはよく知られているところである。その露伴が教える努力の仕方が書かれた『努力論』の中の冒頭がこれだ。厳密…
梨木香歩
映画やドラマ化された小説『西の魔女が死んだ』の作者、梨木香歩。彼女の作品の多くは、植物を背景に生きとし生けるものの存在と役割、その死生観を描く。この言葉は、小説『家守奇譚』から抜粋した。美しい言葉の連…
神谷美恵子
以前にも紹介した精神科医の神谷美恵子女史の著書『生きがいについて』から抜粋した。著者自身、「何のために生きるのか」という大命題を生涯探求し続けていたこともあり、後に精神科医としてハンセン病患者の心と向…