いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
Topics
絵本『最初の質問』より
むずかしい活字に疲れたとき、それでも何かを読みたいとき、手にするのは絵本。子供向けのもの、大人向けのもの、どれを手にとっても安らかな気持ちになる。とりわけ、やわらかい色彩の絵本はながめているだけでほっ…
川瀬敏郎
いけばなの「たてはな」と「なげいれ」の探求、創作に邁進する花人、川瀬敏郎氏の言葉だ。「花は野にあるように」と、野に咲く花の姿そのままを切り取り花をいける。野から運ばれてきたにもかかわらず、家屋にいるこ…
岡部伊都子
数回前に紹介した岡部伊都子の言葉をもうひとつ。出処は同じ。著書『観光バスの行かない……』より抜粋した。彼女の審美眼にはほれぼれする。歳を重ねて気づくことがある。ほんとうに「すごい人」というのは、目立た…
出口治明
無類の読書家として知られる、ライフネット生命保険株式会社創業者、出口治明氏の言葉を紹介しよう。「すぐに役立つものはすぐに陳腐化する」と、どこかで聞いたことのあるセリフで、簡単便利な現代社会に警鐘を鳴ら…
岡部伊都子
昭和を代表する随筆家、岡部伊都子の言葉。作家人生のほとんどを、随筆という短い文章に残したというから驚きである。その数、133冊。日常のなかにある伝統美をはじめ、自然や伝統芸術、美術などを繊細な筆致で描…
ひろさちや
宗教評論家のひろさちや氏の言葉を紹介。インド哲学や仏教学を学び、数多くの著書を出されているひろ氏。仏教も宗教色が濃すぎるのはいかがなものかと思うが、生きていくためのスパイスくらいなら、自分流にアレンジ…
狂歌
江戸中期、白河侯松平定信が行なった「寛政の改革」がわずか6年で幕を閉じたのは、民衆による強い反発によるものだった。厳しい財政改革が経済を停滞させ、文化も廃れさせたことが原因だった。たとえ腐敗政治だった…
西畠清順
グラウンドの中で白球を追いかけていた高校球児は、世界へ飛び出し、植物を追いかけるプラントハンターになった。明治から続く花と植物の老舗卸問屋「花宇」5代目、西畠清順氏である。彼がデザインする空間は、植物…
シェイクスピア
劇作家であったシェイクスピア。彼の残した膨大な作品が未だ古典劇として演じ続けられているのは、文明の発展によらず、いつの時代も人間は変わらない生き物であるという普遍の真理が垣間見えるからだろう。「ソネッ…
司馬遼太郎
数々のヒット作を世に送り出した小説家、司馬遼太郎の言葉である。資料を調べているときが一番おもしろいと言ったのは、彼だったろうか?歴史小説を書くにあたって、史実の調査は欠かせない。生前に読み込んだ資料も…