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ココロバエ
美し人

ググッとグンマの赤城山へ

2017.09.09

 駅構内のポスター掲示板で、「ググッとグンマ」というコピーが目についた。

「なんだ? この名状しがたいダサさは!」

 よく見ると、JRの群馬観光ポスターだった。「ググる」をひっかけたコピーなのだろうか? よくわからない。だいたい、自治体のキャッチフレーズはどうしようもなくダサイものが多いから、とくだん驚くことはないのかもしれない。それに、このポスターを見て、「そうだ、群馬の山に登ったことがなかった」と思い、「ググッとグンマ へ」向かうことにした。効果はあったということだ。

 目指すは赤城山。

 とはいっても、赤城山は単一の山ではなく、黒檜山(1,828メートル)などいくつかの山の総称である。

 大沼から急登が続くコースを上る。距離はさほどないが、ひたすら急な上りを歩く。クマが出没していると聞き、周囲を警戒しながら歩いた。

 1時間半くらいで黒檜山頂上に着いた。例年、8月に登っている山と比べると、「かわいいもの」である。

 すぐさま山を下り、駒ヶ岳方面へ。なだらかな上りの後、すぐ頂上に着いた(写真右上)。

 今までいろいろな山に登った。槍ヶ岳、奥穂高岳、北穂高岳、北岳、甲斐駒ヶ岳、立山、仙丈ヶ岳、常念岳、蝶ヶ岳、乗鞍岳、木曽駒ヶ岳、鳥海山、月山、安達太良山、日光白根山……。今回のような楽な山を体験してしまうと、「こんな感じでいいのかも」と思えてしまう。なにより、私は山小屋が得意ではないのだ。

 

 下山して、前橋市のホテルに投宿した。中心部にある、そこそこ大きなホテルである。まずロビーに入って驚いた。むやみやたらと広いだけで、客が誰もいない。従業員も一人しかいない。「閑散としていた」というようなレベルを超えていた。エレベーターに乗って、またビックリ。壁に貼ってある観光ポスターがボロボロなのだ。やる気のなさが随所に現れていた。

 地方創生と叫ばれて久しいが、まずは足元から見つめ直し、「やる気」を出さなきゃ。中心部のケヤキ並木は立派に残っているのだから、他にもいいところはあるはず。誰か仕掛け人を起用して、大ナタをふるえば、大きく変われるはずだ。

(170909 第750回 写真上は駒ヶ岳の頂上に立つ髙久、下は黒檜山中腹から見る大沼)

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Profile

髙久多美男

髙久多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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