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菅野敬一さんとジャン・アレジ、代官山にて

2012.11.12

 急遽、F1ドライバーのジャン・アレジと菅野敬一さんが代官山蔦谷書店で会うことになり、カメラマンの森さんといっしょに立ち会うことになった。何をするわけでもなく、ただ、周りをウロウロしてテレビクルーの邪魔をしていただけなのだが。

 私はその直前まで「食べない健康法」で著名な石原結實氏に取材していて、終わるやいなや急いで駆けつけ、ギリギリ間に合ったのであった。その直前、偶然というか何というか、大阪の友人から「中目黒にいるので逢えないか」という連絡が入り、事の次第を告げると彼も仰天し、いきなり代官山で落ち合うことになった。だから何? と言われると困るのだが……。

 さて、私は車が好きなわりにF1にはあまり興味がなく、ジャン・アレジのことも、どこかで聞いたなあという程度だった。後藤久美子のダンナだということは、その日に知ったというような案配である(もともと、誰と誰がくっついたとか、離れたという話にはまったく無頓着で、それよりは木々の葉っぱがどれくらい色づいてきたのかという方に興味を抱くタイプだ)。

 とはいうものの、ジャン・アレジも菅野さんもかっこよかった。二人ともフランス語で会話していたので、「ジャン・アレジはフランス語も話すんですね」とある人に言ったら、彼はフランス人だと教えられた。

 アレジの通訳が『Japanist』を見せ、菅野さんの記事を説明するというシーンもあった。

 

 それにしても不思議なのは、私は自分の心のおもむくままに生きているだけなのに、さまざまな一流の人物が目の前に現れる。取材をしたいと申し込むと、ありがたいことに大半は受けてもらえる。取材の謝礼も出せないし、もちろん媚びをうることもしないのに……。そのようにして多くの人たちと膝を交えて取材してきたことによって、それがそのまま自分の血肉になっているような気がする。

 その結果、わかったことは、一流と言われている人は生き方に無駄がなく、さながら自然のありようにも通底するということ。「不自然な生き方」をしてうまくいっている人を見たことがない。

 では、なぜ、「不自然な生き方」をしてしまうのか。

 それに対する答えは無数にあるのかもしれないが、取材など仕事を通して、あるいは田口先生や座右の書物や自然のあり方から多くを教えられる。そういうものを体系化し明文化したいと思っている。

(20121112 第379回 写真はカッコイイ男ども)

 

Profile

高久多美男

高久 多美男

(撮影:森 日出夫)

●1959年生まれ

●1987年、広告の企画・制作を営む株式会社コンパス・ポイントを設立

●2009年、『Japanist』を編集・発行するジャパニスト株式会社を設立(2019年1月、刊行終了)

●「遊び、学び、仕事は皆同じ」がモットー。すべからく本質を求める

■本は永遠の師匠

19世紀フランス文学から20世紀アメリカ文学、さらには現代日本文学。歴史(特に日本近代史)、あらゆる生活・芸術分野から政治・経済の分野まで、本には強いな愛着を示す

■No Music, No Life

あらゆるクラシック音楽と1950年代以降のジャズ、R&B、60年代以降のロック、ワールドミュージックなど、とにかく雑食

■生涯、美を求めたい

桃山から江戸にかけての日本美術、岡倉天心一派以降の近代絵画を特に好む。ヨーロッパの近代絵画など、こちらも雑食

■敬愛する歴史上の人物

尊敬する人物は大久保利通。ほかに幕末から明治にかけて活躍した男たち。戦国武将では武田信玄、戦後の政治家では岸信介

■思索の遊び

禅、儒学、老荘思想、マキャヴェリズムを組み合わせながら、独自の思想を構築中

■いやなもの

共産主義や日教組などの極端な左翼思想(極端な右翼も嫌い)、地球市民幻想、新興宗教

■その他

日常的に走る他、毎年夏、山に登る。体型はずっと変わらず。便利なことよりも美しさに価値を見いだす

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