いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
Topics
岡潔
敬愛してやまない数学者、岡潔の言葉をふたたび紹介しよう。このたびの新元号「令和」の発表を目にした時、なぜか頭に、この世界的数学者である岡潔が去来した。うすれゆく日本人の情緒に警鐘を鳴らし続けた岡の、「…
神谷美恵子
何度か取りあげたことがある。神谷美恵子の言葉をふたたび紹介しよう。著書『生きがいについて』からの抜粋である。つねに苦しむひとや悲しむひとに寄り添おとした神谷美恵子。彼女が残した手記は、人間への愛にあふ…
宮本輝『流転の海』より
宮本輝が36年の歳月を経て描き続けた『流転の海』シリーズ、第一部からの抜粋である。激烈な存在感で読者の心をわしづかみにする主人公、松坂熊吾のセリフだ。熊吾は著者自身の父親がモデルだという。理不尽極まり…
玄侑宗久
またまた困った時の玄侑さん。どのページを開いても、どこを読んでも、禅的思想であるのが胃の腑に落ちる。禅僧だから、あたりまえか。しかも作家だし。まじめな話も、いちいちおもしろい。 その心を尽くす者はその…
堀文子
今年2月、100歳の長寿をまっとうして旅立った日本画家の堀文子さん。いのちを描き続けた彼女の言葉をふたたび紹介しよう。41歳で夫と死別して以来、一人で世界中の各地を旅しながら絵を描き続けた孤高の画家は…
カール・ヒルティ
何度か紹介したことがある。『幸福論』でおなじみ、カール・ヒルティの言葉をふたたび。「幸福とは与えられるものではなく、自らが感じることだ」と多くの幸福論者は説く。なかでもヒルティは、観念論に終始すること…
チェスタトン
ブラウン神父の推理短編シリーズで知られる、G・K・チェスタトンの言葉である。著書『正統とは何か』の中に出てくる。カトリックに改宗してからのチェスタトンは、世の中に流布する大衆的思想への警句や逆説を唱え…
奥村土牛
日本画家、奥村土牛の言葉を紹介しよう。人柄を思わせるような朴訥でやわらかい筆致が特徴の土牛。鳴門の渦潮や那智の滝など、荒々しい自然に対しても、動植物などの生きとし生けるものに対しても、一様にしてそのま…
髙久多美男
本サイトの運営会社、株式会社コンパス・ポイント代表、髙久多美男の言葉をふたたび紹介。造語をつくるのが得意で、モットーの「多樂」も彼オリジナルの言葉。この禅語も、ふだんから親しんでいる禅や老子、マキャベ…
『信長の原理』より
小説家、垣根涼介の『信長の原理』から抜粋した。その奇行から、“うつけ殿”として実母からも家中郎党からも毛嫌いされていた吉法師こと、幼少期の織田信長は、蟻の行動原理から、ある真理を導き出す。2:6:2の…
















