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紺碧の将

雨の洞爺湖再訪

2020.09.18

 函館から車を使って日帰りで行けるところ。そういう基準で選んだところが、洞爺湖だった。15年くらい前、家族で行ったことがある。〝犯人は犯行現場に戻る〟ではないが、もう一度見てみたいと思い、高速道路を北上した。

 朝から雨が降っていたが、やがてバケツを引っくり返したような土砂降りに見舞われた。視界が悪いうえ、音楽が聞こえないほど轟音が響いてくる。道路の水たまりにハンドルをとられる。そういう状況で約150キロ走り、洞爺湖まで行っても、車の外に出られるわけではない。引き返そうかと思ったが、「えーい! ままよ」と気合を入れて進んだ。

 結果を書こう(もったいぶっている)。ずっと土砂降りだっのに、洞爺湖近辺だけ陽の光が差していたのだ。男体山に登ったときもそうだが、私は天気に恵まれることが多い。おそらく、偶然のできごとが重なっているだけだと思うが、こういうことが何度も続くと、いろいろと良きに解釈したくなるものだ。

 今年の3月、京都に嫁いだ娘も含め、3人いっしょに雨上がりの湖畔を歩き、湖を眺めながらなら並んで足湯に浸かった。

 10年後、20年後、思い返したら、案外美しい光景として脳裏に現れるのかもしれない。

 

桟橋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧庁舎を活用した洞爺湖芸術館

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洞爺湖の湖畔に立つ「いのちの樹」(ポプラ)。定期船が通っていた時代は、灯台の役割を果たしたのだとか。樹齢120年、

幹周りは7メートル近くある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洞爺湖の湖畔に立つ、与謝野晶子の歌碑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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髙久の著作

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https://www.umashi-bito.or.jp/column/

(2009018  第1023回)

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