いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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松居直
児童文学家の松居直氏の言葉である。福音館書店編集部で創作絵本の出版に尽力し、数多くの作家を育てあげた松居氏は、現代の子供たちに欠けているのは言葉の体験だと言い、その理由のひとつに、語れない大人が増えす…
アンドレ・ジッド
1945年にノーベル文学賞を受賞したアンドレ・ジッド。ときに「アンドレ・ジイド」とも「アンドレ・ジード」とも表記されるが、そのジッド自身の告白小説として知られる『背徳者』からの一節である。他人の幸せを…
河合隼雄
18年間も有効な処方箋などあるだろうか。平成10年に初版が発行され、28年の今年4月で44刷となる河合隼雄氏の著書『こころの処方箋』には、現代人の抱える悩みを対症療法ではなく、根本から治そうとする根本…
藤原正彦
作家、新田次郎と藤原ていを両親にもつ数学者の藤原正彦。著書『国家の品格』では、現代の日本人に必要なのは情緒と国語力、そして武士道精神であると提言している。中でも藤原氏が最も危惧しているのが国語力なのだ…
木村秋則
以前にも紹介した「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則氏の言葉である。自然を相手に仕事をする人は、無意識のうちにこの世の真理を掴んでいるのだろう。インフラが整った現代は、土の上を素足で歩くことはもちろん、都…
フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー
ずいぶん前にも一度、ロシュフコーの言葉を紹介した。世の多くの格言や名言が性善説からによるものであるのに対し、ロシュフコーのそれは性悪説からの言葉であるため、激辛なものが多い。その中でも、比較的甘めな言…
小泉信三
経済学者であり教育者であった小泉信三が、天皇陛下の教育係を務めていたことは有名である。教育者の言葉だからこそ重みがある。本離れとも活字離れともいわれる昨今、ちらほらと電車の中でも読書風景が見られるよう…
神田昌典
経営コンサルタントであり、ダイレクトマーケティングの第一人者とされている神田昌典氏の言葉である。数々のビジネス書も出版しており、主催するセミナーには経営者や若者が殺到しているという。昨今の流行りといえ…
河合隼雄
人びとの悩みに寄り添い、最期まで個人の物語に耳を澄ましつづけた臨床心理学者の河合隼雄氏。生前、氏は作家や音楽家との交流も多く、その信頼は厚かった。氏が遺した数々の著書を開けば、ユーモアーたっぷりの言葉…
真弓定夫
自然育児療法を提唱する小児科医の真弓定夫医師の言葉である。「医者の仕事は病気を減らし、患者を減らし、医療費を減らすこと」など、真弓氏の口から飛び出す言葉は名言ばかり。自然の摂理に反した生き方をする現代…