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紺碧の将

2019年の記事

2019.09.09
自然の営みは、時間のスパンが人間と異なる。一口にいえば、かなり長い。長い時間をかけて、ゆっくりアジャストしている。それで平衡を保っているのだ。静岡県清水町に、大量の湧き水が出るとこ…
2019.09.05
伊豆半島へ行ったことは数知れずあるが、最南端を訪れたことは一度もなかった。最南端を石廊崎(いろうざき)という。写真でよく見る燈台があり、その下に石室(いろう)神社が、その先に熊野神…
2019.09.04
若い頃からずっと「夏目漱石」を読み続けている。「坊ちゃん」「虞美人草」「三四郎」「それから」「門」「行人」……と、どの年代にあっても漱石は傍らにいて私の心を満たしてくれた。心が満た…
2019.09.03
むずかしい活字に疲れたとき、それでも何かを読みたいとき、手にするのは絵本。子供向けのもの、大人向けのもの、どれを手にとっても安らかな気持ちになる。とりわけ、やわらかい色彩の絵本はな…
2019.09.02
広大無辺な人間力浅利又七郎、徳川慶喜、西郷隆盛、清水次郎長、滴水和尚、明治天皇……。山岡鉄舟がその生涯に深く交わった人物を思いつくままに並べたが、これだけで鉄舟の懐の深さ、人物の大…
2019.09.01
前回書いたように、私は娘が生まれた日から成長記録を文章で綴ってきたが、岸田劉生(1891―1929)は絵画で娘への愛情を表現した。自分と天才画家・岸田劉生を並べるのは傲岸不遜もはな…
2019.08.31
いけばなの「たてはな」と「なげいれ」の探求、創作に邁進する花人、川瀬敏郎氏の言葉だ。「花は野にあるように」と、野に咲く花の姿そのままを切り取り花をいける。野から運ばれてきたにもかか…
2019.08.30
幸田露伴の孫である青木玉の『小石川の家』を読むと、祖父・露伴は母・幸田文(露伴の娘)に対して、常軌を逸するほど厳しい躾をしていた。あれほど頑迷な父親を持って、幸田文もさぞかし苦労し…
2019.08.27
数回前に紹介した岡部伊都子の言葉をもうひとつ。出処は同じ。著書『観光バスの行かない……』より抜粋した。彼女の審美眼にはほれぼれする。歳を重ねて気づくことがある。ほんとうに「すごい人…
2019.08.27
今年は自著の刊行が続いている。1月の『葉っぱは見えるが根っこは見えない』、5月の『結果をだす男中田宏の思考と行動』に続き、『父発、娘行き』を刊行した。聞き書き、監修ものを含めると、…

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