いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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岡倉天心
芸術家というのは創作ができる人だけを言うのではないのだと、彼を知ってそう思った。岡倉天心。アーティストではなく美術運動家として近代日本美術の発展に尽力した、真の美の巨人である。明治期に出版された名著『…
まど・みちお
ちいさい命を歌いつづけた詩人、まど・みちおが出身校の子供たちに送った手紙の中の一文である。だれよりも子供らしい心をもったまどは、生涯をとおして小さな命の声に耳を傾けていた。彼が耳にした小さな命の歌声は…
芥川也寸志
日本を代表する音楽家、芥川也寸志の言葉である。芸術的才能は父親の龍之介以上だったのではないかと思わせるほど、彼の音楽活動は多岐にわたっている。クラシック音楽、映画音楽、放送音楽、童謡と作曲は幅広く、テ…
『颶風の王』より
北海道の大地で酪農を営む元羊飼いの小説家、河﨑秋子のデビュー作『颶風の王』にこの言葉はある。明治の開拓期に東北から北海道へ移り住んだ捨造の、馬に生かされた運命と、その恩恵による命のリレーが描かれたこの…
皆川明
流行にとらわれないオリジナルのテキスタイルで服作りをつづけるファッションデザイナー、皆川明氏。NHK番組『日曜美術館』で「100年つづく人生(デザイン)のために」と題して、そのスタイルの原点を語ってい…
岡本太郎
「芸術は爆発だ!」でおなじみ、岡本太郎の言葉を紹介しよう。「太陽の塔」や「明日の神話」など、奇妙奇天烈摩訶不思議な作品を世に多く知らしめた岡本。彼自身もかなりキテレツだったというが、作品も本人も、一度…
堀木エリ子
和紙デザイナー、堀木エリ子さんの言葉を紹介。勤務先で出会った和紙職人の仕事に魅せられ、まったくの素人にもかかわらず25歳で和紙職人の世界へ飛び込んだ堀木さん。美大出身でもなく、師匠がいたわけでもない。…
『竜馬がゆく』より
司馬遼太郎の名著『竜馬がゆく』にある名文句。三菱財閥の創業者、岩崎弥太郎の言葉だ。下級武士から実業家へと成り上がった弥太郎の豪気さがうかがえる。いかにも西洋的で日本人の村社会には馴染まない言葉だろうが…
映画『ライフ・イズ・ビューティフル』より
映画『ライフ・イズ・ビューティフル』のタイトルそのままを名言に。1997年に公開されたこのイタリア映画は、全世界に笑いと涙の感動をもたらした。第二次大戦中のユダヤ人迫害という重苦しいテーマにもかかわら…
河合隼雄
臨床心理学者、河合隼雄の言葉を紹介。日本初のユング派分析家であり、箱庭療法をはじめとするさまざまな心理療法を日本にはじめて導入した河合。こころの問題を抱える人と対峙するとき、「人のこころなどわかるはず…