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紺碧の将

2015年の記事

2015.10.16
サマセット・モームの『月と六ペンス』から抜粋。「じゃあ、なりたい姿になれないなら、夢や希望もあったもんじゃないだろう」と反論が聞こえてきそうだが、そうではない。よーく考えてみてほし…
2015.10.13
生前、オシャレ番長として若い世代から同世代の女性たちに支持されていた森瑤子。作家としての頭角を現しはじめたのは、なぜか男にもてなくなってからだというが、その作品を読めばそれもなんと…
2015.10.12
世の中の多くは相対するものの調和で成り立っている。昼と夜、動と静、強と弱、長と短、寒と暖……。自然界の動きを見ると、そういうことがわかる。そして、自然の一部である動物も雄と雌(男と…
2015.10.10
昭和33年におこなわれた記念講演での記録より、安岡正篤が「人間とは何か」を語ったときの一節である。では、どういう人間なら役に立つというのか。「常識的な平凡な者ではどうにも話にならぬ…
2015.10.08
なにが一番愉しいかって、学ぶことにちがいない。神様は世の中をうまく創ったもので、学べば学ぶほど、その歓びが増すようになっているようだ。学びの機会は無限にあるが、私の場合は主宰してい…
2015.10.07
「面壁九年」と言えば、菩提達磨。洞窟の岩壁に向かって9年間座りつづけ、沈思黙考の末、さとりに達したと伝えられている。禅の坐禅は、ここからきているという。座るもよし、立つもよし。我を…
2015.10.04
子供の頃から本が大好きだった。今でも読書の習慣は変わらない。いや、むしろ以前に増して本が面白い。今夏の登山の際、不覚にも本を携えておらず、山小屋で煩悶したときのことが脳裡に甦る。新…
2015.10.04
ある対談で、料理研究家の辰巳芳子さんが華道家の川瀬敏郎氏にこう訊ねた。「先生、人間はなぜ火を見ているのって飽きないんでしょうね」そのときの川瀬氏の言葉である。食べ飽きない、見飽きな…
2015.10.01
ある企画会議でのこと。テレビの形がどれも墓石のような四角い形だからとデザイナー数名にデザインの変更を求めたところ、彼らはテレビに必要な部品は決まっているから、これ以外のデザインは無…
2015.09.30
今年の春、じわーっと印象に残った展覧会があった。宇都宮美術館で開催された「薄久保友司展」。洋画家である。そのときに抱いた印象は、白いシャツに沁みついた青いインクのように、ずっと私の…

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