いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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マルクス・トゥッリウス・キケロ
古代ローマの政治家、マルクス・トゥッリウス・キケロは文筆家でもあり哲学者でもあった。かのマキャヴェリやモンテスキュー、ヴォルテールなどもキケロの思想に傾倒していたという。キケロの思想は、そのままヨーロ…
松原泰道
龍源寺元住職、松原泰道老師の言葉である。著書『禅語百選』から抜粋した。101歳で大往生を遂げた松原老師は仏教をわかりやすく教え説いた「語り部」でもあった。「不伝の伝」とは、読んで字の如く、「伝えようと…
バートランド・ラッセル
20世紀を代表する哲学者にして数学者、論理学者として知られるバートランド・ラッセル。彼の説く幸福論は、「周到な努力さえすれば誰でも幸せになれる」というもの。あたりまえのことだが、そのあたりまえができな…
小田島雄志
英文学者の小田島雄志氏はダジャレの名手でもあるという。某新聞でこの言葉を見たとき、思わず「うまい!」と膝をうった。なるほど、「玄人と素人」の見分けは、漢字の読みにあったのか。「汝の立つところ深く掘れ、…
村上和雄
引き続き、村上和雄氏の言葉を紹介しよう。前回同様、著書『生命の暗号』から抜粋した。村上氏は「科学と宗教は同根だ」という。村上氏だけではない。多くの科学者たちがミクロの世界にマクロの世界である宇宙を感じ…
村上和雄
ヒトの遺伝子暗号を解読した分子生物学者の村上和雄氏は、その研究から、人間には計り知れない可能性が秘められていることを発見した。以前にも拙欄で取り上げたように、良い言葉がいかに体に良い影響を与えるかとい…
中村天風
日本初のヨーガ行者で心身統一法を世に広めた中村天風の言葉である。天風は、重度の結核によって弱くなった精神を鍛えようと、行き着いたインドで宇宙や生命の原理を体得し、悟りを開いたという。天風が書き残した箴…
和宮
十四代将軍徳川家茂の正室、和宮の歌である。彼女は有栖川熾仁親王と婚約していたが、公武合体政策のため、なかば強引に将軍家に嫁ぐことになった。しかし、家茂のやさしさにふれ、思いのほか仲むつまじい夫婦だった…
堀文子
以前にも紹介した日本画家の堀文子女史の言葉。幼い頃から自然や生命の神秘に魅せられ、科学者になるという夢もあった彼女は、何ものにも縛られない絵の道を選んだ。大病に倒れた83歳のときには、生死をさまよいな…
トルストイ
『アンナ・カレーニナ』や『戦争と平和』などで知られるロシアの文豪、トルストイの言葉である。小説家であり思想家でもあったトルストイの作品は、当時から政治や社会に多大な影響を与えていたという。59歳で書か…