いつの時代にも通用する、普遍的な言葉があります。
それぞれの時代を懸命に生き、一事をなした人たちの一言だからこそ、今もなお私たちの心を揺さぶり続ける言葉の数々。“心の栄養”として、活用してください。
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鈴木大拙
日本の禅文化を広く海外へ発信した禅の大家、鈴木大拙の言葉だ。哲学者の梅原猛にして「近代日本最大の仏教学者」と言わしめた、国際的にも著名な仏教哲学者である。禅を言葉で理解するのはむずかしい。いわんや、書…
ラインホールド・ニーバー
アメリカの神学者、ラインホールド・ニーバーの祈りの言葉である。第二次世界大戦時、この言葉を記したカードが兵士たちに配られたという。戦後はアルコール依存症患者への断酒メッセージとなった。先日行われたWB…
円地文子
劇作家であり小説家であった円地文子の言葉である。古典文学に造詣が深く、『源氏物語』の現代語完訳は与謝野晶子や谷崎潤一郎についで広く読まれている。円地は谷崎に可愛がられたというから、女っぷりはもちろん、…
モーツァルト
神童と呼ばれ、古典派音楽の代表であるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの言葉である。なるほど、幼少期に体験した父との演奏巡業から生まれた言葉にちがいない。持てる才能を活かしきり、35歳という若さ…
『モンテ・クリスト伯』より
以前にも紹介した『モンテ・クリスト伯』より、ファリア神父の言葉を紹介しよう。ファリア神父は主人公のエドモン・ダンテスが牢獄に幽閉されたときに出会った人物。ダンテスより数十年も前に幽閉されていた。彼の教…
『宗門無尽燈論』より
禅僧、東嶺禅師が『宗門無尽燈論』の中で書き留めた言葉である。住友第二代総理事の伊庭貞剛が座右の銘としたことで知られているこの言葉は、「自利利他公私一如」と並んで住友の事業精神になっているという。立派な…
シェイクスピア
古典文学の帝王、シェイクスピアの作品には真理がちりばめられている。彼が生きた16世紀、17世紀の人間ドラマが克明に描き出されているであろう作品群は、21世紀の今をもってしてもまったく色あせることはない…
トーマス・カーライル
トーマス・カーライルは以前にも紹介したことがある。イギリスの歴史家であり評論家の彼が後生に伝え残した言葉は数多く、時代を経てもなお色あせることはない。評論家であったカーライルこそ、思想のかたまりだった…
セネカ
ユリウス・クラウディウス朝時代のローマ帝国に生きたルキウス・アンナエウス・セネカ。政治家であり哲学者であり、また詩人でもあった彼の言葉である。著書『人生の短さについて』はよく知られているし、哲学者の金…
ラルフ・ウォルドー・エマソン
またまたエマソンの言葉を紹介する。ちょっと前にエマソンを登場させたばかりだから気が引けたのだが、良い言葉ばかりだし、頭の中の引き出しの手前の方にあったものだから、まだ新鮮かと思い取り上げた。「自立」と…